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広告 夏の花・山野草の育て方

テバコマンテマの育て方

テバコマンテマ

テバコマンテマは、四国(徳島県、高知県、愛媛県)、朝鮮中南部の低山帯の林縁や林内に生える、ナデシコ科 マンテマ属の多年草です。

高さ20から60㎝になり、細く伸びた花茎の先に集散花序に直径1.2㎝くらいの純白で可憐な花を咲かせます。

日本での自生地は四国だけのようで、知名度も低いようですが、自生しているところも少ないのでしょうからいつまでも絶えないことを願っています。

上のテバコマンテマは2015年7月7日に撮影した前年に種から育てた花です。

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テバコマンテマの特徴と育て方

テバコマンテマ

テバコマンテマ 2015年7月10日 撮影 栽培品

テバコマンテマ

テバコマンテマ 2015年7月10日 撮影 栽培品

和名テバコマンテマ
別名チョウセンマンテマ
学名Silene yanoei
科名・属名ナデシコ科 マンテマ属
分布四国(徳島県、高知県、愛媛県)、朝鮮中南部
花期7月~9月
特徴

高山の日当たりの良い林内や岩場の草地に生える多年草。高さ20~60㎝。

直径1.2㎝の白い花で細く伸びた花茎の先に集散花序に咲きます。

マンテマは萼筒が大きく目立つものが多いがテバコマンテマは小さな緑であまり目立たない。

葉は卵形で長さ2~4㎝。

茎に下向きの短毛があります。

高知県の手箱山で発見されたことからこの名があります。

育て方

種からの初花だが、とても可憐な花が咲いた。

自生地は四国だけのようで、自生地で写した花を見ると崖のようなところに咲いているので外のマンテマと同じような育て方をしています。

春と秋は風通しのよい日当たり、夏は涼しい日陰で雨を当てないように管理しています。

植え替えは3月か9~10月に毎年行い、用土は硬質鹿沼土、桐生砂や軽石などの混合用土を用い、水はけがよいように中深鉢を用います。

水は1日1回を目安に乾かし気味に管理し、植え替え時の元肥のほか薄い液肥を2回ほど施します。

株分け、挿し木で殖やすほか実生で殖やします。

この苗は昨年播いたものが上の写真のように育って花が咲きました。

いただいた種をまいて次の年に咲いたテバコマンテマ

テバコマンテマ

テバコマンテマ 2017年6月30日 撮影 栽培品

テバコマンテマは昨年種をいただいて播いたものが発芽、成長力が良く鉢いっぱいに育ち花を次々と咲かせています。

マンテマの仲間は数種類育てていますが、テバコマンテマは見たことも名前を聞いたこともない花でした。

ネット検索をすると、四国と中国に咲く珍しい花のようでした。

図鑑には低山帯の林縁や林内に生える多年草と書いてありますが、ネットで見た自生地で写した花は崖のようなところに咲いていたので高山帯のマンテマ類と同じように感じました。

日本では、四国の限られた地域にだけ咲く花ですが、思いがけずお知り合いになったネットの友人から種をいただき育てることができた花です。

縁があって我が家に来た花ですので絶やさないように大切にしたいと思っています。

ずっとほしかった花を入手して見られることもありますが、存在さえ知らなかった花を見ることができるのをとても貴重でありがたいことだと思っています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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