アンドロサケ・ビローサ(Androsace villosa)は、ヒマラヤ、アルプスの高山帯に分布する高山植物で、草丈が5~7㎝のトチナイソウ属の植物です。
種から育てましたが、翌年には開花して、毎年株をランナーで殖やしてくれます。高山植物としてはとても丈夫で10年以上もわが家の早春の花として彩になってくれています。
黄目~赤目にと変わっていくので、一鉢の中でいろいろは目の色の花があり、とてもきれいです。
上のアンドロサケ・ビローサは2007年4月6日に、自宅で撮影した2004年3月播種の花です。
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アンドロサケ ビローサ(Androsace villosa)の特徴と育て方
2009年4月22日 撮影 栽培品
2007年4月11日 撮影 栽培品
和名 | アンドロサケ ビローサ |
学名 | Androsace villosa |
科名・属名 | サクラソウ科 トチナイソウ属 |
分布 | ヒマラヤ、アルプス |
花期 | 栽培:3~4月 自生地:7~8月 |
特徴 | 円形のロゼットが集合した房状葉や茎には銀白絹毛が多い。 花は帯紅白色で芳香があり、草丈5~7㎝の茎頂に小花が多数つきます。 黄目から赤目になって咲き、とても魅力的な花です。 |
育て方 | やや酸性土壌を好む。鉢底に大粒の軽石を入れ、植え土は富士砂、桐生砂、軽石、日光砂などに硬質鹿沼土を主にした混合用土で、根に触れないように底のほうにマグアンプKを入れて植えます。 植え替えは毎年、花後の5月~6月中旬か9月中旬~10月中旬、その年により用土などは少し替えることもあります。 春から開花期は日向に、開花後は雨の当たらない半日陰か寒冷紗で日差しを遮ります。 高温多湿を嫌うので、用土は粗目の用土を用い、軟腐病で根腐れするのを防ぐためにベンレートを施しアブラムシに注意します。 アンドロサケ ビローサはロゼットが大きくなるというよりは、蔓をのばしてよく殖えるので夏越が楽です。花後に植え替えておけば次の年の早春に鉢いっぱいに咲いてくれます。 少し遅れて咲くアンドロサケ・サルメントーサとともに我が家の春の彩になっています。 |
アンドロサケ・ビローサは10年以上我が家の春の彩になっている
2009年4月18日 撮影 栽培品
(2004年3月播種)上の写真が初花でこの黄目から赤目に変わっていく花の変化に感動しました。それから10年以上が過ぎますが、毎年きれいな花を見ることができています。
夏に少し弱ることがあっても枯れるほどにはならずに、成績の良い年は植え替え後にかなり元気に育つので、3倍くらいに殖えて株分けをすることができますが、アンドロサケ・サルメントーサのように10倍位に増えるというほどには殖えません。
上記のように、初花から毎年株を増やして、綺麗な花が咲いています。最上段の花が今年の花ですので、かなり元気に育っているのが分かると思います。
本来でしたら、目の色が変わった時に写したいのですが、いろいろな状況下で思うようにいかないのが現状です。