ヤクシマケイビラン 学名:Alectorurus yedoensis 2014年7月18日 撮影
ランと言う名前が付いているが、キジカクシ科・ケイビラン属の植物で、1個の花は5㎜くらいしかないのし、葉の長さは7~10cm、花茎も15cm位なので、雑草に紛れると見えないくらいの花ですが、きちんと自己主張をして咲いています。
小さいながらも気品があり、葉と花の姿がとってもバランスの良いヤクシマケイビランは、山野草に興味を持ち始めたころに見て歩いていた野草店で入手したものです。
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魅力的なヤクシマケイビラン
野草棚にひっそりと置いてあってほとんど目立たないのですが、花が咲き始めると玄関の見えるところに持ってきて毎年楽しんでいます。
我が家の栽培棚には屋久島と言う名のつく花がいくつかありますが、それぞれに屋久島産であることを主張しています。
小さいと言う事もあるのでしょうが、それ以外に気品のようなものを感じるのは私だけでしょうか。
屋久島産でなくとも、小さな植物は他にもありますが、それらと区別できるような何かを持っています。一口にいうと草丈や葉が小さいのですが、葉のわりに花が大きいことでしょうか。
決して弱い植物ばかりではなく、ヤクシマコナスビなどはかなりはびこっていますが、他のものの邪魔をすると言う事もありません。
屋久島には一度しか行ったことがありませんが、優しく迎えてくれるという雰囲気ではなく、どしゃ降りに会ったり、蒸し風呂のような暑さに耐えたりと他では味わったことのないような経験をしてきました。
そんな気候が、凛とした美しさに繋がっているのかとこの頃思うことがあります。