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広告 早春の花・山野草の育て方

ヒメシャクナゲ(姫石楠花)、シロバナヒメシャクナゲ(白花姫石楠花)の育て方

ヒメシャクナゲ

ヒメシャクナゲ(姫石楠花)は高山の湿原に咲くとても可憐な花です。そんなことからよく販売されている山野草ですが、育てるのが難しい花だということが分かったのは関東地方に越してきてからです。

宮城県の平地の住宅地では高山植物に倣って栽培すれば植え替え時に数倍に殖えて鉢数が多くなってしまうくらいでした。その当時はロックガーデンにしていなかったので、普通の用土の庭に植えましたがその苗は育ちませんでした。

同じように管理しても関東地方ではあまり殖えることなく数年で枯れてしまったのは、気候の差が大きいように思います。また関東地方の我が家は乾燥気味なのが良くないようです。

田代山の頂上湿原と尾瀬ヶ原で写したヒメシャクナゲ(姫石楠花)を下段の方に載せています。

上のヒメシャクナゲ(姫石楠花)は、自宅で2004年3月24日に撮影したものです。

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ヒメシャクナゲ(姫石楠花)、シロバナヒメシャクナゲ(白花姫石楠花)の特徴と育て方

シロバナヒメシャクナゲ

シロバナヒメシャクナゲ(白花姫石楠花) 2005年4月22撮影  栽培品

和名ヒメシャクナゲ(姫石楠花)
学名Andromeda polifolia
和名シロバナヒメシャクナゲ(白花姫石楠花)
学名Andromeda polifolia form.leucantha
科名・属名ツツジ科 ヒメシャクナゲ属 1属1種
分布北海道、本州(八幡平、吾妻山、尾瀬、日光戦場ヶ原、長野県)。北半球北部
花期6~7月(自生地)
特徴

高さ5~25cm、葉は線状で互生します。

花冠は壷形で紅紫色。亜高山帯~高山帯のミズゴケ湿原に生える常緑矮性低木。

花冠は壷形で紅紫色が多いが、白花種は、シロバナヒメシャクナゲと言いとても清楚な花が咲きます。

育て方

花後に鹿沼土を主に、日光砂、桐生砂などの混合用土に排水良く植え、乾燥を防ぐために鉢上にミズゴケを張っておきます

2~3年後に植え替え、必ず日向で管理し、油粕や骨粉を置き肥として施すが夏は控えます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

暑い夏はむれないように風の通る場所に置き、冬の風に弱いので、風、霜をよけてなるべく凍らないような場所で管理します。

毎年花の直後に地上2~3㎝で株全部を刈り取り、新しく吹いた芽を叢生させるように育てると群生します。

切り取った古い茎はいくつかに切って、挿し芽すると沢山増やすことが出来ます。

高山性のツツジ科は育てるのが難しいと聞いていますが、関東地方の暑い夏には株が弱ってしまいましたが、上記のような育て方で宮城県の平地の住宅地ではきれいに花が咲き、地植えにするほどに増えましたが、地植え(ロックガーデンではない)では育ちませんでした。

ヒメシャクナゲ(姫石楠花)、シロバナヒメシャクナゲ(白花姫石楠花)まとめ

ヒメシャクナゲ

ヒメシャクナゲ(姫石楠花) 2004年3月26撮影  栽培品

シロバナヒメシャクナゲ

シロバナヒメシャクナゲ(白花姫石楠花) 2005年4月17撮影  栽培品

私は関東地方で育てていた叔父から株分けしたものを宮城県で長年育てていたので、その頃の関東地方では育ったのでしょうが、現在の猛暑日が多くなった関東地方では同じように育てても、大株になるどころか、真夏をやっと越せるという状態が続いた後に枯れてしまいました。

高山性の低木のつつじの仲間は難しいと聞いていましたが、そんな現状に出会い納得しました。

高山植物や栽培の難しい植物は、条件さえ満たすことができれば栽培はできると思いますが、我が家はポリカーボネートの波板の屋根下に置くことと、棚板に人工芝を敷くくらいしかしていないので厳しい暑さに耐えることができないものは枯れてしまいます。

それまで育っていたものでも、気象条件などで枯れてしまうものも出ますので、そのあとは栽培をあきらめることにしています。

数が多かったこともあり、そのために枯れたものも栽培はあきらめ、現在は毎年植え替えができて、殖えていくものを中心に育てています。

田代山、尾瀬沼で出会った姫シャクナゲ

ヒメシャクナゲ

ヒメシャクナゲ(姫石楠花) 2003年7月5日撮影  田代山

ヒメシャクナゲ

ヒメシャクナゲ(姫石楠花) 2006年6月14撮影  尾瀬ヶ原

上記のヒメシャクナゲの写真は、田代山の頂上湿原で写したものと尾瀬ヶ原で写したものです。

生育場所夏でも涼しく、冷たい水が流れているような湿原ですから、ヒメシャクナゲを育てるということはそれなりの覚悟がいることでしょうし、普通の人が採取して来て育つようなものでないことは確かです。

私はかなり根が張って平地で育てられている苗をいただいて、宮城県ではかなり殖やすことができたのですから育たないということはないのですが、関東地方の住宅地では無理でした。

それなりの条件さえそろえることができれば育たないということではないのでしょうが、私は普通に育てて育つもの以外はあきらめているので、もう栽培することはないと思います。

この写真を写したときは、田代山も尾瀬ヶ原も素晴らしい天候の中で、天上にいる気分でした。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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