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広告 早春の花・山野草の育て方

ヒトリシズカ(一人静)の育て方

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ(一人静)も30年以上の栽培歴になります。少しずつは殖えますが殖えすぎるということもないのは、庭植にして数年に1度くらいの植え替えしかしていないためかもしれません。

零れ種から出たと思われる小さな苗も出ているので、きちんと栽培すれば殖えるようですが、我が家には木陰になるような肥沃な場所がないことが大きいと思っています。

静御前の美しい舞い姿にたとえたたという花は派手さはありませんがとっても素敵な花です。落葉樹の涼しい日陰があって、群生にしたらどんなに素敵だろうと狭い庭に所狭しと植えてある我が家の庭を見ています。

高尾山と仙人ヶ岳で写した花を下に載せています。

上のヒトリシズカ(一人静)は、自宅で2018年4月6日に撮影したものです。

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ヒトリシズカ(一人静)の特徴と育て方

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ(一人静) 2007年4月4日 撮影 栽培品

 
和名ヒトリシズカ(一人静)
別名ヨシノシズカ
学名Chloranthus japonicus
科名・属名センリョウ科 チャラン属
分布北海道、本州、四国、九州、南千島、樺太、中国、朝鮮
花期4~5月
特徴

茎は叢生し、紫褐色で数個の節があり、高さ20~30cm。

茎頂に4個の葉が輪生状に対生し、葉が開く前に長さ3cmほどの穂状花序を1個頂生します。

花は1個の雄蕊が3分岐し、外側2個の花糸の基部に葯がつき、葯隔は白色糸状。

花を静御前の美しい舞い姿にたとえたものという。

育て方

根は以外に多いので少し大鉢に、軽石砂を少量、赤玉土に腐葉土を2~3割混用した用土を用い、暑くて蒸れやすい所では桐生砂を2~3割混用します。

肥料は好む方なので油粕、骨紛などを花後多めに施すが、夏にはなくなる量にします。秋にはまた同量を施して肥培します。

多湿で高温時に根腐れを起こすので、古い根を切って地下茎を横にして植え替えます。

庭の木陰などの適地に植えると、株は年毎に密生します。

40年近く育てているが、鉢植えよりも、地植えにしてからの方が元気に育つようになって、毀れ種からも芽生え、育てやすくなりました。

ヒトリシズカ(一人静)

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ(一人静) 栽培品

一人静は40年近く育てていますが、それほど殖えないのは育て方が良くないのか、あっていないのかそれほど大株にならないのかは、ほかの方が育てているのを見たことがないのでわかりませんが、株分けをすれば殖えるようです。

最初は鉢植えで育てていましたが、30年以上は地植えにしています。元気がないわけではありませんがそれほど大株にはなりませんが、零れ種から殖えています。

観光地などの山すその斜面に咲いているのを見かけることがありますが、ほとんどが小株なのでそのようなものかと思っています。育てている方が少ないのは育てにくい花なのかもしれません

派手さはありませんが、上品な花は我が家になくてはならない花になっています。


高尾山と仙人が岳のヒトリシズカ

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ(一人静) 2003年4月19 撮影  高尾山

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ(一人静) 2007年4月4日 撮影  仙人ヶ岳

高尾山と仙人ヶ岳で見たヒトリシズカですが、登山道の縁にひっそり咲いていました。私たちが山に登るときは登山道を逸れることはありませんので、高尾山はなだらかな斜面に、仙人ヶ岳は澤の土手のようなところにひっそりと一輪だけ花を上げようとしているのに出会いました。

どちらの花も雑木林の中で、芽吹きの後は日陰になるような場所でした。


わが家もそのようなところに植えていますので、長いこと絶えることなく花が見られるのだろうと思いますし、大株の花は見たことがないので自然界でもさほど殖えないのかもしれません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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-早春の花・山野草の育て方