上のポテンティラ・アルバは、自宅で2005年4月6日に撮影したものです。
ポテンティラ・アルバ(Potentilla alba)は山野草の寄せ植えをつくろうと探していた山野草店で購入しました。
花は1日花ですが、次々と咲いて花期が長く、丈がひくいので下草に最適です。
丈夫な性質なので、庭植や鉢植えとして10年以上育てていますが育てるのがとても楽な植物です。
スポンサーリンク
ポテンティラ・アルバ(Potentilla alba)の特徴と育て方
ポテンティラ・アルバ 2006年4月3日 撮影 栽培品
和名 | ポテンティラ・アルバ |
学名 | Potentilla alba |
科名・属名 | バラ科 キジムシロ属 |
分布 | ヨーロッパの地中海沿岸 |
花期 | 早春~夏 |
特徴 | 白花キンバイの有名な小型種で、花期が長い。 低地から山地の草地や岩場に生え、高さは15~20cmになります。 基部の葉は5出複葉で、小葉の先端には鋸歯があります。 春から夏にかけて、伏せがちの花茎を伸ばして、白い花を咲かせます。 |
育て方 | 性質は強いようなので、他の山野草に準じて軽石に硬質鹿沼土を主にした混合用土に、根に触れないようマグァンプK を入れて植え、日光に当てて管理しています。 根がいっぱいになるので、春の花がすんだ頃に植え替えます。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。 |
日光植物園のポテンティラ・トリデンタータ(potentilla tridentata)の特徴
ポテンティラ・トリデンタータ(potentilla tridentata) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
和名 | ポテンティラ・トリデンタータ |
学名 | potentilla tridentata |
科名・属名 | バラ科 キジムシロ属 |
分布 | 北アメリカ |
花期 | 6月~7月 |
特徴 | 葉は深く3裂し、さらに浅く3 裂しています。 白花ヘビイチゴの花に似ているところがあり、丈は10cm位とあまり大きくなかったが、1固体しか見ていないため、詳しいことは分かりません。 |
ポテンティラ・アルバまとめ
ポテンティラ・アルバ 2007年3月19日 撮影 栽培品
ポテンティラ・アルバ 2007年3月19日 撮影 栽培品
白花キンバイの有名な小型種で、花期が長いということが寄せ植えや草物盆栽に下草として最適です。清楚な花ながら、日本のキジムシロの仲間ではないと思える花姿です。
日本の山野草は海外の山野草の愛好会の方に好まれているようですが、手に入りにくいということです。日本に住んでいても育てたい種がほとんど入手できないのが現状ですから、海外には出回ることが少ないのでしょう。
山野草店で見かける花が、海外のものが多くなって来ているのは、そんな現状からのようです。
私なども、山野草を育ているということだけで、悪いことをしているように言われることがありますが、絶滅危惧種が滅びた時に誰かが育てていることの大切さを思うからこそ育てるという行為になるということは、分かってもらえないようです。
絶滅危惧種のオキナグサなどは地域によっては、里親を募集して育て、絶滅を食い止めようと努力している自治体もあるようです。