センボンヤリ(千本槍)は花の少ない我が家のロックがーでを飾ってくれています。たくさんの閉鎖花からできた種が飛んで芽生えるのですが、タンポポのようにゴボウ根で取りにくいということもなく、早春の姿はとても小さく、秋になって閉鎖花は伸びますが、葉は思ったほど大きくならないのは四国産だからでしょうか。
図鑑を見ると、秋の葉は長さ10~16cm、幅3~4cmと書いてありますが、庭のセンボンヤリはその半分もありません。
上のセンボンヤリ(千本槍)は、自宅で2012年4月13日に撮影したものです。
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センボンヤリ(千本槍)の特徴と育て方
センボンヤリ(千本槍) 2007年3月24日 撮影 栽培品
和名 | センボンヤリ(千本槍) |
別名 | ムラサキタンポポ |
学名 | Leibnitzia anandria |
科名・属名 | キク科 センボンヤリ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 4月 |
特徴 | 山地や丘陵の日当たりのよい草地などに生える多年草。 葉は根本に集まってロゼット状になります。 春の葉は卵形で、縁には欠刻があり、裏面には白いクモ毛が密生し、秋の葉は長さ10~16cm、幅3~4cmの倒卵状長楕円形で、羽状に中裂します。 春の花は直径約1.5cmで高さ5~15cmの花茎の先に1個つきます。 頭花はまわりに裏面が紫色を帯びた舌状花が1列に並び、中心に筒状花があります。 夏から秋には高さ30~60cmの花茎をのばし、先端に閉鎖化を1個つけます。閉鎖化は筒状花だけが集まったもので、長さ約1.5cmの総苞に包まれたまま実ります。 そう果は長さ約6㎜。冠毛は淡褐色で長さ長さ約1cm。 和名は秋の閉鎖化を槍に見立てたもの。 |
育て方 | 丈夫で育てやすい。芽だしから花後までよく日に当て、過湿に注意します。 硬質赤玉土、硬質鹿沼土の混合用土で中深鉢に植えます。 増殖は株分け、実生によります。実生は秋の閉鎖花からの種を播くとよい。 四国産ということでいただいた苗は、小型なので、鉢に植えて管理していましたが、現在はロックガーデン植えで、閉鎖花からできた種が飛んで、いたるところに生えて春に花をつけてくれますが、小型種なので花が少ない早春のロックガーデンを飾ってくれています。 |
高尾山で写したセンボンヤリ(千本槍)
センボンヤリ(千本槍) 2003年4月19日 撮影 高尾山
センボンヤリ(千本槍)という花名は知っていましたが、高尾山で初めての出会いました。蕾でしたが写真などで見ていたためか、すぐにセンボンヤリであることが分かりました。
本で見た花と実物は違っているのが普通ですが、センボンヤリという花が清楚な感じですぐに好きになりました。
その後、苗をいただいた時にはとてもうれしかった記憶があります。いまはロックガーデンの中にたくさん生えていますが、四国産の花は小型のようで少しもうるさくありません。
ロックガーデンのセンボンヤリ(千本槍)
センボンヤリ(千本槍)秋の閉鎖花 2008年10月11日 撮影 栽培品
わが家の小型のセンボンヤリは、早春のロックガーデンを飾ってくれる私のお気に入りです。手入れをしなくても絶えることがないのと、殖えすぎないことは比類がないくらい楽で素敵な花です。
四国産のためか、秋の葉もさほど大きくならず、うるさい感じがないこの花が、ずっと居続けてくれることをねがっています。