ウスバサイシンはヒメギフチョウの食草となるようです。わが家は30年以上の植栽歴で、長いこと地植えで育てています。
鑑賞価値はあまりありませんが、素朴な姿が好きでずっと庭植にしています。
サイシン言われる古典植物の斑入りなどもいただいて育てています。ソノウサイシン、名前のわからないカンアオイなども栽培していますが、地味ながらそれぞれに特徴があって好きな品種です。
株もかなり殖えることから種を播いたことはありませんが、いつの間にか株もとに小さな苗が零れ種から出ています。
尾瀬鳩待峠と尚仁沢遊歩道で写したウスバサイシン(薄葉細辛)の写真を下に載せています。
上のウスバサイシン(薄葉細辛)は、自宅で2004年4月3日に撮影したものです。
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ウスバサイシン(薄葉細辛)の特徴と育て方
ウスバサイシン(薄葉細辛) 2007年4月7日 撮影 栽培品
ウスバサイシン(薄葉細辛) 2007年4月7日 撮影 栽培品
和名 | ウスバサイシン(薄葉細辛) |
別名 | サイシン |
学名 | Asarum sieboldii |
科名・属名 | ウマノスズグサ科 カンアオイ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 1~5月 |
特徴 | 茎は地を這い、先に長柄のある葉を2個出します。 葉は長さ5~8cmの円心形で、先は尖り、質は薄い。 葉の間から短柄を出し、直径約1.5cmの淡褐色の花を1個開きます。萼筒は扁球形、3個の裂片は三角状広卵形。 山地の湿った渓流沿いなどに生える多年草。 根を漢方で細辛とよび鎮痛、鎮咳に用います。 |
育て方 | 平鉢を用い、赤玉土、桐生砂、富士砂を等量に混合し、腐葉土を2割程度混ぜた用土に植え込みます。 葉面肥料を薄くしてたびたび施し、多湿や乾燥を避け、年間を通して日陰、半日陰で育てます。 定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。 2、3年間おきに、秋に絡みあっている根茎の節間を切り離して殖やします。 20数年半日陰に地植えにしているが、毎年芽を出してくれます。 数年に1度くらいは植え替えたほうが株は殖えるし、元気になるようです。 |
尾瀬鳩待峠と尚仁沢遊歩道のウスバサイシン(薄葉細辛)
ウスバサイシン(薄葉細辛) 2006年6月14日 撮影 尾瀬鳩待峠
ウスバサイシン(薄葉細辛) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道
ウスバサイシン(薄葉細辛) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道
ウスバサイシン(薄葉細辛)のまとめ
ウスバサイシン(薄葉細辛)は原種のようですが、ネットを見ると様々なものがあり魅力的な植物であることが分かります。古典植物になっていることから、昔から好まれて栽培されていたようです。
サイシンという名で栽培されているものは、葉芸の素晴らしいものもあるようです。私も趣味の方から斑入りのカンアオイをいただいて大切に育てています。
根が漢方薬として使われているとのことなので、実用と鑑賞価値の両方を兼ね備えているようです。