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ドイツスズラン(独逸鈴蘭)の育て方|礼文島で出会ったスズランとの違い

ドイツスズラン

スズランとして出回っているのは、ほとんどがドイツスズランです。ドイツスズランは育てやすく、花も大きいので鑑賞価値があります。

日本に自生しているスズランは柔らかい葉の下の方に花が咲きます。日本に自生しているスズランを始めて見たのは礼文島で、葉の丈の半分くらいのところに花が咲いていました。

日本に自生しているスズランは出回っていないことと、育てるのが難しいことなどからあまり目にする機会がないと思います。

上のドイツスズラン(独逸鈴蘭)は、自宅で2004年5月2日に撮影したものです。

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ドイツスズラン(独逸鈴蘭)の特徴と育て方

ドイツスズラン

ドイツスズラン(独逸鈴蘭) 2004年5月2日 撮影 栽培品

 
和名ドイツスズラン(独逸鈴蘭)
学名Convallaria majalis
科名・属名キジカクシ科 スズラン属
分布ヨーロッパ、北米
花期5月
特徴

スズランは1属1種で、日本や朝鮮半島に自生しているスズランはその変種。

花径1cm位、高さ15~20cm位の宿根草。

日本の野生のものは花が葉の下につくが、栽培されているヨーロッパ原産のドイツスズランは花が葉と同じ高さに咲き、一回り大きい。

果実は液果で赤く熟します。

育て方

植付けは3~4月に行うが、植え場所には腐葉土を多く混ぜます。

花つきを良くするには花後に株を良く太らせることが大切で、肥料は花後から夏頃までに油粕や、化成肥料などを必ず追肥します。

鉢作りが売られているが、これは多くは促成栽培したもので、そのままでは株の発育が悪く、次の年には花をつけないことが多い。

花後大きい鉢に植え替え、真夏を除いてハイポネックス1000倍液を月に2~3回追肥し、乾かさないよう十分潅水します。

耐寒性のある丈夫な植物なので地植えでも良く、落葉樹の下の半日陰などで土地が合えば増えすぎて困るくらいになります。

礼文島で写したスズラン(鈴蘭)の特徴

スズラン

スズラン(鈴蘭) 2006年7月4日 撮影 礼文島

 
和名スズラン(鈴蘭)
別名キミカゲソウ
学名Convallaria keiskei
科名・属名キジカクシ科 スズラン属
分布北海道、本州、九州
花期5月
特徴

山地や高原の草地に生える多年草。

葉は2個根生し、長楕円形で長さ10~18㎝、裏面は粉白色を帯び、基部は長い鞘となります。

花茎は高さ20~35㎝、葉柄基部の燐片葉の葉腋から立ち、葉より低い。

10個ほどの花を総状につける。花は白色、広鐘形で直径約1㎝、先端は6裂して反り返り芳香があります。

果実は液果で赤く熟します。


ドイツスズラン(独逸鈴蘭)とスズラン(鈴蘭)の違い

キミカゲソウと呼ばれる日本に自生しているスズランを礼文島で始めて見ました。柔らかそうな葉の下の方に白い花を下げている姿はキミカゲソウという名にふさわしいものでした。

長いことドイツスズランを育てていた私には嬉しい出会いでした。ドイツスズランも日本に自生するスズランも見分けがつかなかったころから、ドイツスズランの花に感動して育てていましたが、あまりの繁殖力に植え場所を決めることになったほどです。

日本に自生しているスズランは育てるのが難しいようですが、ドイツスズランは地植えにすれば丈夫で殖えて困るくらいになります。

そんな魅力的なスズランの花も根も毒があるようですので、気を付けて育てなければなりません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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