ミヤコワスレ(都忘れ)は、山野に自生しているミヤマヨメナを江戸時代から改良してきたもので、ミヤマヨメナは淡青ですが、ミヤコワスレ(都忘れ)は淡青や濃青、ピンク、白などがあります。
茶花や庭の花として、栽培され続けているミヤコワスレは日本人お好みにあっている花なのでしょう。私も大好きな花で40年以上も育て続けています。
ミヤコワスレの親となったミヤマヨメナの写真を下に載せています。
上のミヤコワスレ(都忘れ)は自宅で2004年4月23日に撮影したものです。
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ミヤコワスレ(都忘れ)の特徴と育て方
ミヤコワスレ(都忘れ) 2004年5月2日 撮影 栽培品
和名 | ミヤコワスレ(都忘れ) |
学名 | Gymnaster savatieri |
科名・属名 | キク科 ミヤマヨメナ属 |
分布 | ミヤマヨメナは本州、四国、九州 |
花期 | 5~6月 |
特徴 | 山野に自生しているミヤマヨメナを園芸用に改良されたものです。 ミヤマヨメナは淡青色ですが江戸時代から改良されてきたミヤコワスレには淡青色や青、ピンク、白などがあります。 花径2~3cm、高さ30cm位の多年草。 花後は、株元に短縮茎をつくり、ロゼット状になって夏越しします。 |
育て方 | 植え場所は水はけの良い半日陰に適し、高温乾燥に弱い。 日当たりと水はけの良い場所を好みますが、暑さに弱いので梅雨以降は半日陰になる場所に植えます。 株分けと植え替えは花後か秋に行います。 花後に株元に短縮茎をつくりますので、それを分けるとかなり殖やすことが出来ます。また、挿し芽でも殖やせます。 場所が合えば植えっぱなしでも良いのですが、数年に一度は植え替えた方が殖やすことが出来ます。 その時に場所を変えた方が良いようです。 鉢植えの場合は、赤玉土、腐葉土、鹿沼土を使うと良いようです。弱酸性を好むので鹿沼土が補ってくれます。 また、植え土にマグアンプK 中粒や大粒を入れて置くとよいようです。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 |
ミヤコワスレ(都忘れ)まとめ
ミヤコワスレ(都忘れ) 2005年5月18日 撮影 栽培品
ミヤコワスレは今なお栽培され続けている人気の草花です。少し暑さには弱いようですが、関東地方の住宅地の我が家でも半日陰に植えっぱなしで楽しめるのでとても丈夫な草花です。
5年に一度位違った場所に植え替えるだけで毎年きれいな花が咲きます。
花之江の郷と日光植物園のミヤコワスレ
ミヤコワスレ(都忘れ) 2003年5月3日 撮影 花之江の郷
ミヤコワスレ(都忘れ) 2003年5月3日 撮影 花之江の郷
ミヤコワスレ(都忘れ) 2005年5月31日 撮影 日光植物園
ミヤマヨメナ(深山嫁菜)の特徴
ミヤマヨメナ(深山嫁菜) 2005年5月31日 撮影 日光植物園
ミヤマヨメナ(深山嫁菜) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
和名 | ミヤマヨメナ(深山嫁菜) |
学名 | Gymnaster savatieri |
科名・属名 | キク科 ミヤマヨメナ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 5~6月 |
特徴 | 山地の木陰に生える多年草。 茎は高さ20~50㎝になります。葉は互生し、卵形または倒卵形で翼のある長柄があり、上部では次第に無柄になります。 頭花は枝先に直径3.5~4㎝の花を1個つけ、淡青紫色で舌状花は少ない。 総苞は半球形で長さ6㎜ほど総苞片は先が尖り、ふちに微毛があります。 園芸草花のミヤコワスレは本種から育成さえたものです。 |