オノエマンテマ(Gypsophila cerastioides)は、ヒマラヤ原産で、標高2800~4000mの草原や雑木林に生育しているということなので高山植物ですが、その割には育てるのが楽な植物です。
酸性度を嫌うことから、植え付け用土は草木灰、苦土石灰などで中和しておいたものを使います。白い石灰は使いにくいので使わない方が無難です。
加湿は嫌うようですが、水はけを良くしたロックガーデンでは殖え広がって咲かせることが出来ます。
上のオノエマンテマ(Gypsophila cerastioides)は自宅で2005年5月19日に撮影した花です。
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オノエマンテマ(Gypsophila cerastioides)の特徴と育て方
ボオノエマンテマ 2006年5月17日 撮影 栽培品
和名 | オノエマンテマ |
別名 | カーペットカスミソウ |
学名 | Gypsophila cerastioides |
科名・属名 | ナデシコ科 ギプソフィラ属 |
分布 | シッキム地方からネパール、四川省にかけてのヒマラヤが原産 |
花期 | 5~6月 |
特徴 | 標高2800~4000mの草原や雑木林に生育しています。 高さは10~25cmほどで、葉はマット状に密集し、夏に紫色の筋が入った白い花を咲かせます。 カスミソウの仲間としては花が比較的大きく、直径1cmくらいあり、カップ状の形をしています。 高山植物で、ヒマラヤカスミソウと称することもあり、山野草の仲間としても扱います。 |
育て方 | 高山植物のわりには、性質は比較的丈夫です。 用土は、日向土、硬質赤玉土などを使いアルカリ性用土を好むので、草木灰や苦土石灰で中和すると良いでしょう。 植え付け時に、マグァンプK を入れて植えこみます。 根が可なりはるので、毎年花後か早春に株分けを兼ねて植えかえます。アルカリ性用土にしてあげればロックガーデンでも元気に育ちます。それほど大きくないカーペットくらいにはなります。 耐暑性はある程度あるが、多湿にはやや弱いので、関東地方の住宅地のわが家では鉢植えは梅雨以降はポリカーボネートの波板の屋根下で管理し、猛暑日が続くようでしたら寒冷紗をかけて涼しくしています。 繁殖は株分けか挿し芽。実生は完熟前に採取し、採り播きします。 |
オノエマンテマ(Gypsophila cerastioides)のまとめ
ボオノエマンテマ 2007年4月21日 撮影 栽培品
オノエマンテマは比較的栽培されることが多い植物ですが、高温多湿に弱いので、工夫する必要があります。暑い地方では梅雨の雨に当てないようにするだけでかなり違いますし、アルカリ用土を好むので、草木灰や苦土石灰などを使い用土の改良をすることで元気に育ちます。
管理が良ければ1年で数倍には殖えるので、カーペットカスミソウのようにするのも夢ではないと思いますが、庭植はロックガーデンなどで、かなり水はけをよくする必要があります。