カラフトハナシノブ(樺太花忍)ヨーロッパに分布する基本種のポレモニウム カエルレウムの変種です。わが家は種を播いて育てたので、芽生えた苗の中にも少し変わった花がありました。
種から育てている方から来た種は、交配をしていることや、他の種と混じっていることがあるのか、かなり変化の多い花が咲きます。
そのような花の中から間違いなさそうな種を保存しておくとよいかもしれません。そればかりでなく、ハナシノブの仲間は株の寿命が短いので、種から更新しておいた方が良いようです。
ポレモニウム カエルレウムの変種のカラフトハナシノブの他、ハナシノブ、ポレモニウム カエルレウム、ポレモニウム ボレアレなども栽培しています。
上のカラフトハナシノブ(樺太花忍)は自宅で2012年6月6日に撮影した種から育てた花です。
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カラフトハナシノブ(樺太花忍)の特徴と育て方
カラフトハナシノブ(樺太花忍) 2006年6月12日 撮影 栽培品(種から)
和名 | カラフトハナシノブ(樺太花忍) |
学名 | Polemonium caeruleum var. laxiflorum |
科名・属名 | ハナシノブ科 ハナシノブ属 |
分布 | 北海道 |
花期 | 5~8月 |
特徴 | カラフトハナシノブ(樺太花忍)はヨーロッパに分布する基本種のポレモニウム カエルレウムの変種です。 草丈30~80cmの多年草で、葉は奇数羽状複葉で根もとから沢山でます。 花はややまばらにつき、花冠は淡青紫色で長さ1.8~2㎝とやや小型。 萼と花柄には短い腺毛と細毛を密生する。萼は長さ7.5~10㎜で、2分の1程度切れ込みます。 |
育て方 | 中深鉢を用い、鉢底に大粒の軽石を入れ、植え土は、富士砂、軽石、日光砂、硬質鹿沼土の混合用土で、根に触れないように底のほうにマグァンプK を入れて植えます。 春と秋はは風通しの良い日向で、梅雨以降はポリカーボネートの波板の屋根下、夏は寒冷紗をかけて涼しく、冬は北風を避けて、乾燥から守って管理します。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回薄い液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 植え替えは、毎年芽出し前の春か、9~10月に鉢の周囲に広がった根を取り除きながら行います。 株分けもできますが、株の寿命が短いので、良く実る種を播いて常に更新しておいた方が良い。 |
カラフトハナシノブ(樺太花忍)のまとめ
カラフトハナシノブ(樺太花忍) 2006年6月23日 撮影 栽培品
カラフトハナシノブ(樺太花忍)は種から育てましたが、数本芽生えた中に花が咲いたものは、色や咲き方など変化のあるものも含まれていました。種から育てるということは原種というわけにはいかず、異なった場所の花も栽培されていた場合、交配している可能性もあることから仕方がないことです。
そのようなことを心に入れて見ていただければと思っています。
また、ハナシノブの株の寿命は短いことから、種からの更新をしないと、長い年月の栽培は難しくなります。
礼文島のカラフトハナシノブ(樺太花忍)
カラフトハナシノブ(樺太花忍) 2006年7月4日 撮影 礼文島
礼文島で写した花花が詰まった感じがするので、レブンハナシノブ、学名:Polemonium caeruleum var.laxiflorum forma insulare かもしれません。