プリムラ・プベスケンス(Primula × pubescens)は、ヨーロッパアルプスの高山の草原に生えるプリムラ・アウリキュラ(Primula auricula)をベースに、プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)など、同系統のプリムラを交配してつくられた園芸品種の名前です。
プリムラ・プベスケンスの中で、ある一定の条件を満たしたものだけが、プリムラ・オーリキュラ(Primula auricula)と呼ばれそれぞれに名前が付けられています。
プリムラ・プベスケンスは種から育てましたが、下記のように様々な色の花が咲きました。
上のプリムラ・プベスケンス(Primula x pubescens)は自宅で2011年4月22日に撮影した2007年3月播種した苗からの花です。
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プリムラ ベリス(Primula veris)の特徴と育て方
プリムラ・プベスケンス(Primula x pubescens) 2010年5月4日 撮影 栽培品 2007年3月播種
プリムラ・プベスケンス(Primula x pubescens) 2010年5月25日 撮影 栽培品 2007年3月播種
和名 | プリムラ・プベスケンス |
学名 | Primula x pubescens |
科名・属名 | サクラソウ科 サクラソウ属 |
分布 | 交配種 |
花期 | 3月下旬~5月上旬 |
特徴 | ヨーロッパのアルプスなどに分布するPrimula auriculaとPrimula hirsutaとの自然交雑種、交配種。 葉はさじ形から倒卵形でロゼットを形成し、全体に白粉に被われます。 早春に花茎を伸ばして散形花序をつけ、白色から黄色、ピンク色、赤色、紫色そして褐色などの花を咲かせます。 プリムラ・プベスケンス(Primula × pubescens)は、ヨーロッパアルプスの高山の草原に生えるプリムラ・アウリキュラ(Primula auricula)をベースに、プリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)など、同系統のプリムラを交配してつくられた園芸品種の名前です。 プリムラ・プベスケンスの中で、ある一定の条件を満たしたものだけが、プリムラ・オーリキュラ(Primula auricula)と呼ばれそれぞれに名前が付けられています。 プリムラ・オーリキュラは英国の産業革命とともに発展した伝統的な園芸品種で、多くの愛好家がいるようです。 |
育て方 | 日向土、軽石、日光砂、硬質鹿沼土などの手に入るものの混合用土にマグァンプK を入れて植えます。 あまり乾燥させないほうが良いので、春と秋は乾いたら灌水し、夏は乾燥気味にしています。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 春と秋は午前中の日に当て、梅雨からはポリカーボネートの波板の屋根下で、夏は寒冷紗をかけ涼しくなるように工夫します。 水は秋から春は朝に、夏は夕方に鉢のまわりにもたっぷりやり、夜間温度を下げるように工夫します。 園芸品種ですが、山野草のプリムラと同じように栽培すれば、さほど難しくなく、株分けで殖やすことができます。 根がつまるので、株分けを兼ねて毎年花後に植え替えると夏越が楽になります。 |
プリムラ・プベスケンス(Primula x pubescens)のまとめ
プリムラ・プベスケンス(Primula x pubescens) 2012年4月24日 撮影 栽培品 2007年3月播種
プリムラ・プベスケンス(Primula x pubescens) 2012年5月1日 撮影 栽培品 2007年3月播種
プリムラ・プベスケンス(Primula x pubescens) 2014年4月29日 撮影 栽培品 2007年3月播種
プリムラ・プベスケンス(Primula x pubescens) 2014年4月29日 撮影 栽培品 2007年3月播種
プリムラ プベスケンスは交配種であり、その中からあ一定基準を満たしたものが選ばれて、伝統的なプリムラ・オーリキュラ(Primula auricula)となります。
個体差はどの品種にもあると思いますが、プリムラ・オーリキュラ(Primula auricula)よりは種ができやすいことから播種で育てることも可能で、育てやすいかもしれません。
わが家は、プリムラ・プベスケンスは種から育てたのですが、上記のように様々な色の花が咲き、プリムラの中では丈夫で育てやすく、毎年の株分けでかなり殖えます。
昨年にロックガーデンに植えましたが、ロックガーデンでどのような育ち方をするかは見守っていきたいと思っています。