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広告 春の花・山野草の育て方

セッコク(石斛)の育て方|デンドロビュームの育て方

セッコク

セッコク(石斛)は、本州、四国、九州、沖縄、中国、朝鮮に分布する多年草で、森林の岩上や老木の上に着生します。

日光街道の老杉にはたくさんのセッコクが着生していて、花の時期はとてもきれいだと聞きますが、車で通るのと花の時期でないためか私は見たことがありません。

下には熱帯~亜熱帯アジア オセアニアに分布している、交配種のデンドロビュームの育て方を載せています。

上のセッコク(石斛)は自宅で2007年5月5日に撮影したものです。

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セッコク(石斛)の特徴と育て方

セッコク

セッコク(石斛) 2019年5月6日 撮影 栽培品

セッコク(石斛) 2020年5月15日 撮影 栽培品

     
和名セッコク(石斛)
別名長生蘭
学名Dendrobium moniliforme
科名・属名ラン科 セッコク属
分布本州、四国、九州、沖縄、中国、朝鮮
花期5~6月
特徴

森林の岩上や老木の上に着生します。

根茎から多数のひげ根を出し、茎は根際から多数束生し、5~25cmで節があります。

葉は互生し、披針形で長さ約5cm、質は厚く、茎に2~3年ついています。

葉の落ちた節から細い花茎を出し、白色または淡紅色の花をを1~2個つけます。

萼弁は3個、側花弁2個ほぼ同長で、長さ約2.5cm。唇弁はやや短く卵状楕円形で先は尖ります。

育て方

鉢に半分ほど大粒の礫を盛り、その上に軽く水苔をのせて、株の基部を露出させ、浅く植えます。

または、ヘゴや丸太などに水苔を薄く並べ、その上に根を広げて紐などでしばります。

植付けは、春先の根の動く直前に行い、液肥のごく薄いものを月に2回くらい与えます。

セッコクは乾燥に強く、逆に多湿には弱いので年間を通して水やりは控えめに乾燥気味で育てます。

春は日あたり、梅雨ごろから明るい日差しの下で管理します。

冬は11月ころよりだんだんと水を減らし、乾いた風を避け、凍らないように注意します。

石付けや、庭木などにつけて栽培しても良いようです。

上の花は松の木の下の石につけたものですが、近くの庭木が大きくなり日陰になったために、花が咲かなくなりましたが、庭木を切り半日陰になってから新芽が出て元気を取り戻し始めています。

栽培を怠っていた方から譲り受けた、いろいろな色の、交配種も鉢で沢山育てているので、写真を載せられるかもしれません。

セッコク(石斛)まとめ

セッコク(瀞月)

セッコク(瀞月) 2019年5月11日 撮影 栽培品

セッコク(月輪)

セッコク(月輪) 2019年5月18日 撮影 栽培品

セッコク白

セッコク(石斛) 2019年5月11日 撮影 栽培品

セッコク(淡いピンク)

セッコク(石斛) 2019年5月14日 撮影 栽培品

セッコク

セッコク(石斛) 2005年5月5日 撮影 栽培品

セッコクは自然に自生しているように、石つけや庭木につけて育てると管理することもなく自然に育ちますが、光量は生育に大きく影響するようです。

セッコク専用の釣り棚を使い、半日陰で栽培していますが、冬は風の当たらないところに置いて乾かし気味にします。

セッコク(石斛)の育て方2-種類と花

デンドロビューム(ノビル系)の特徴と育て方

デンドロビューム

デンドロビューム(ノビル系) 2003年5月11日 撮影  栽培品

デンドロビューム

デンドロビューム(ノビル系) 2004年5月11日 撮影  栽培品

デンドロビューム

デンドロビューム(ノビル系) 2003年5月11日 撮影  栽培品

デンドロビューム

デンドロビューム 2003年5月11日 撮影  栽培品
Den. Tomoflake'Lady Smile'(デンドロビウム トモフレーク’レディ スマイル’)

     
和名デンドロビューム
学名Dendrobium
科名・属名ラン科 デンドロビューム属
分布熱帯~亜熱帯アジア オセアニア
花期5~6月
特徴

樹木や岩の上に根を張り付かせて生育する着生ランです。

野生種のノビレ(Den. nobile)を中心に品種改良された品種をノビル系と言い育てやすいようです。

わが家のデンドロビュームは、園芸店で販売しているデンドロビュームとセッコクの中間のような感じで寒さにも強く、(セッコクほどではありませんが)殖えて育てやすいタイプです。

園芸店から購入したデンドロビュームは数年で枯れてしまいましたが、上の3種はとてもよく殖えてあちこちにお嫁入りしました。

現在は置き場所がないので、カトレア Angel Lave'Pinky (エンゼル ラブ ピンキー)とミニカトレアだけを育てています。

育て方

ほとんどは洋ランの土を利用しますが、大粒の軽石とあく抜きヤシ殻チップの混合用土を使いました。

冬は暖房のない部屋に入れて、春からは日当たりの良い棚で栽培しますが、葉が灼けるようでしたら半日陰にします。

深鉢を用い、2年に1度くらい、株分けを兼ねて、花後にマグアンプK 中粒と大粒を根に触れないように入れて植えこみます。

水はたっぷり与え日当たりのよい場所に置いて、多湿にならないようにします。秋からは徐々に減らし11月くらいからは乾いて2日くらい経ってから水をやります。

肥料はあまり必要がないようで、花後に置き肥少量を2度ほどして、水肥を月2回ほど施すくらいで、夏からは冬は休みます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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