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ヒダカミセバヤ(日高見せばや)の育て方|ミツバベンケイソウ(三つ葉弁慶草)

ヒダカミセバヤ(日高見せばや)は、ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属の植物で、海岸沿いの岩上に生える矮性種で10~15㎝ほどになり、卵円形の葉に鈍鋸歯があります。

北海道の山地の岩場に見られる小型種にカラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)がありますが、葉に鋸歯がありません。

ミセバヤは瀬戸内海の小豆島などの大型のものが出回っていますが、ヒダカミセバヤやカラフトミセバヤはかなり小型です。

仲間のミツバベンケイソウ(三つ葉弁慶草)の写真と特徴を下に載せています。

上のヒダカミセバヤ(日高見せばや)は、自宅で2014年9月7日に撮影した花です。

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ヒダカミセバヤ(日高見せばや)の特徴と育て方

ヒダカミセバヤ

ヒダカミセバヤ(日高見せばや) 2017年9月30日 撮影 栽培品

   
和名ヒダカミセバヤ(日高見せばや)
学名Hylotelephium cauticola
科名・属名ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属
分布北海道(日高、十勝)
花期8~10月
特徴

海岸沿いの岩上に生るヒダカミセバヤは矮性で10~15㎝ほどです。

茎の基部は木質化します。

葉は対生し長さ約2.5cmの卵円形で鈍鋸歯があり、白緑色で紅紫色を帯びます。

茎頂に紅紫色の花を散房状に開きます。

育て方

1年を通して日当たりが良く風通しのよい環境で育てます。丈夫な植物なので、日当たりが良いところでしたら問題なく育ちます。

鉢作りでは、少し粗めの桐生砂、軽石、富士砂などに硬質鹿沼土を混合して、少量のマグアンプK 中粒を根に触れないように入れて植えます。

肥料はあまり必要ありませんが、古い株になるとだんだん栄養不足になるので、鉢植えでは、春と秋に月2回ほど、三要素等量の液体肥料を施します。

根の成長が早いので2年に1度、3月下旬から4月下旬までに株分けを兼ねて植え替えを行いますが、あまり小さく分けない方が良いようです。

他の植物と同じように、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

石付きでは、化石などで根を固定し、極端な水切れを防ぐため、上に山苔か水苔を置きます。

水は1日1回やりますが、あまり過湿にならないように、表面が乾いたらやります。

ヒダカミセバヤ(日高見せばや)まとめ

ヒダカミセバヤ(日高見せばや) 2018年9月26日 撮影 栽培品

ミセバヤを地植えにしていて、近くの植物が育ったため日陰になって絶えてしまった経験から、ヒダカミセバヤはずっと鉢植で育てています。

草丈が低く、多肉質の葉がきれいで花のない時にも鑑賞価値が高いことから大切に育てていますが、水はけの用土で日光に当てて育てることで2年に1度は植え替えないと株がいっぱいになってしまいます。

ミツバベンケイソウ(三つ葉弁慶草)の特徴

ミツバベンケイソウ

ミツバベンケイソウ(三つ葉弁慶草) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園

 
和名ミツバベンケイソウ(三つ葉弁慶草)
学名Hylotelephium verticillatum
科名・属名ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期8~9月
特徴

山地岩礫地や川原に生える多年草。

高さ30㎝~80㎝。葉は3個輪生し、長さ3~8㎝の楕円形で、まばらに鋸歯があり、厚い。裏面は粉白色を帯びます。

花は淡黄緑色。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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