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広告 秋の花・山野草の育て方

カリガネソウ(雁草)の育て方

カリガネソウ(雁草)は、山地や原野の林縁などに生える多年草で、臭気があります。またそれが特長にもなっていて、忘れられない花になるようです。

種から育てましたが、とても丈夫な植物で10年以上、庭に植えて放任状態ですが季節が来ると名前のようなブルーのとても可憐な花を見せてくれます。

毀れ種からも殖えますし、年数がたつと大株になり丈も高くなったので、6月ごろに苗をカットしました。

上のカリガネソウ(雁草)は、自宅で2022年9月15日に撮影した花です。

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カリガネソウ(雁草)の特徴と育て方

カリガネソウ

カリガネソウ(雁草) 2006年9月22日 撮影 栽培品

カリガネソウ

カリガネソウ(雁草) 2014年9月7日 撮影 栽培品

   
和名カリガネソウ
学名Caryopteris divaricata
科名・属名シソ科 カリガネソウ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期9~11月
特徴

山地や原野の林縁などに生える多年草で、臭気があります。

茎は四角形で直立し、上部で枝分かれし、高さ1mほどになります。

葉は対生し、長さ1~4cmの柄があり、広卵形で長さ8~13cm、鋸歯があり、先は鋭く尖り、基部は円形または浅い心形。

葉腋から長い柄をもつ集散花序をだし、青紫色の花をまばらにつけます。

花冠は長さ8~10㎜の筒部があり、先は5裂し裂片の下の1個は特に大きく反曲します。

雄蘂は下向きに湾曲して長さ3~3.5cm、花柱 ともに花外につきでる。萼は鐘形で長さ2~3㎜。

とっても個性的で素敵な花ですが、葉の匂いが独特であまり好ましい匂いとは言えないようです。

和名は花の様子を雁に見立てたもの。

育て方

性質は強健。

冬に地上部が枯れたら刈り込むと良い。

日当たりを好むが半日陰でも育ちます。乾き過ぎと多肥を嫌います。

繁殖は株分け(3~4月)または挿し木(5月)。

カリガネソウは現在の地に越してきたばかりに播いたもので10年以上が過ぎますので、大株になっています。

毀れ種からも殖えますし、年数がたつと大株になり丈も1m以上になるので、今年は6月ごろに丈をカットしたら、1m弱位で咲いています。

挿し芽をすると秋には小さくきれいな花が咲くので、鉢植えでの鑑賞には最適です。

カリガネソウ(雁草)まとめ

カリガネソウ

カリガネソウ(雁草) 2003年9月23日 撮影 栽培品(種からの初花)

家の西側の狭い場所に植えていますが、カリガネソウの開花は秋の到来を感じさせてくれます。

花がカリガネ似ていることから付いた名前のようですが、名前も素敵で冬の渡り鳥を呼ぶかのようです。

高山植物も野山の花もどちらも大好きな私ですが、手入れをしないでも毎年綺麗な花を見せてくれるものがあるのはとっても嬉しいことです。

10年以上も前から同じ場所で同じように咲いてくれ、はびこらない花はさほど多くはないと思っています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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