イヌセンブリ(犬千振)は、本州、四国、九州の湿地に生え、茎は高さ5~30㎝になる、越年生の一年草です。
苗をいただいて、花を咲けせることが出来ましたが、種の採取が出来ずに1度花が咲いただけの栽培になってしまいました。
イヌセンブリは、ムラサキセンブリともセンブリとも自生地が異なるようで、コツをつかむことが出来ませんでした。
ムラサキセンブリ10年以上庭に群生をつくっているのですが・・・。
下にセンブリを載せていますが、数度種を播いて育てることに挑戦しましたが、育てることが出来まえんでした。
上のイヌセンブリ(犬千振)は、自宅で2006年10月28日に撮影したものです。
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イヌセンブリ(犬千振)の特徴と育て方
イヌセンブリ(犬千振) 2006年10月28日 撮影 栽培品
和名 | イヌセンブリ(犬千振) |
学名 | Swertia diluta var. tosaensis |
科名・属名 | リンドウ科 センブリ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 10~11月 |
特徴 | 湿地に生え、茎は高さ5~30㎝になります。 葉は長さ2~5㎝倒披針形で先は鈍い。 花冠は直径2~3㎝、白色で淡紫色のすじがあります。 蜜腺溝の毛が長い。 苦味が少なく薬用にはされない。 |
育て方 | 湿地の湿原に生えるということから、硬質鹿沼土に軽石、桐生砂などを混合、真夏以外は日光に当てるようにしてあまり乾かさないように管理しています。 小さな苗をいただいたので、鉢を一回り大きくして、マグアンプK 中粒を根に触れないようにして植えました。 乾かないように人工芝を敷いた棚上で管理し、水は乾かさないようにたっぷりやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。 真夏を除いてハイポネックスを1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 なんとか花を見ましたが種を採取できず、1度花を見ただけで終わってしまいました。 1年草のムラサキセンブリは我が家の庭を気に入ってくれたようで零れ種で群生しますが、イヌセンブリとセンブリは1年目の花を見るのがやっとという感じです。 |
イヌセンブリ(犬千振)まとめ
1度花が咲いただけのイヌセンブリなので、種が入手出来たら、もう一度挑戦してみたいと思っていますが、種の入手は困難なようで機会を待っています。
この仲間は1年草や2年草が多いので、苗を購入するよりは種から育てることが大切だと思っています。一度種ができるようでしたらその後は育つのではないかと思っています。
センブリ(千振)の特徴
センブリ(千振) 2006年10月30日 撮影 根本山
センブリ(千振) 2004年11月11日 撮影 根本山
和名 | センブリ(千振) |
別名 | トウヤク(当薬) |
学名 | Swertia japonica |
科名・属名 | リンドウ科 センブリ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 10~11月 |
特徴 | 日当たりの良い草地に多い高さ10~20cmの2年草。 茎は4稜形で淡紫色を帯びることが多い。 葉は対生し、長さ1.5~3.5cmの線形で、しばしば紫緑色を帯び、ふちは多少外側に反ります。 枝先や葉腋に紫色のすじのある白い花を開く。花冠は長さ約1.5cmで5深裂します。 果実は細長い蒴果で2裂します。 昔から健胃薬として利用された。非常に苦く、1000回振り出してもまだ苦いことからつけられた名前です。 |