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広告 秋の花・山野草の育て方

イワシャジン(岩沙参)、シロバナイワシャジン(白花岩沙参)の育て方

イワシャジン

イワシャジン(岩沙参)は、関東地方南西部や中部地方南東部の山地の岩場に見られます。

奥日光で水が流れるような崖に垂れさがって咲いていたイワシャジンが思い出されます。

シロバナイワシャジンは20数年育てているものですが、奥日光で見たものと同じなので、野生種のようです。

こじんまりとしたイワシャジンが出回っていますが、上の写真は購入株なので、園芸品種かもしれません。

上のイワシャジン(岩沙参)は、自宅で2004年9月10日に上三依水生植物園で撮影したものです。購入し2年ほど花が咲きましたが撮影を怠ってしまいました。

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イワシャジン(岩沙参)の特徴と育て方

   
和名イワシャジン(岩沙参)
学名Adenophora takedai
科名・属名キキョウ科 ツリガネニンジン属
分布本州(中部地方東南部、、関東地方西部)
花期9~10月
特徴

関東地方南西部や中部地方南東部の山地の岩場に見られます。

茎は細く、長さ30~70cmで垂れ下がります。

茎葉は互生し、長さ5~15㎜の柄があり、披針形~広線形で長さ7~15cm。

花は総状花序に10個ほどつきます。

花柄は細く長さ2~5cm。花冠は鐘形で紫色、長さ1.5~2.5cm、花柱は花冠から突き出ない。萼裂片は線形で長さ5~8㎜。

育て方

深めの山野草鉢に桐生砂あるいは軽石と日光砂、硬質鹿沼土を混ぜたものを使い、マグァンプKを根に触れないように入れて植え込みます。

芽出し前の早春に、ひげ根を落とさないように気を付けて、新しい用土で毎年植え替えます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

空中湿度を保つために人工芝を敷いた棚に置き、夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は夕方の他、朝もやります。冬は凍らないように夜には水が残らないようにします。

春の芽出しと秋は朝日を当たるくらいの場所に置き、梅雨以降はポリカーボネートの波板の屋根下で寒冷紗で遮光を調節します。

シロバナイワシャジン(白花岩沙参)の特徴と育て方

イワシャジン

シロバナイワシャジン(白花岩沙参) 2003年10月15日 撮影 栽培品


 
和名シロバナイワシャジン(白花岩沙参)
学名Adenophora takedae form. album
科名・属名キキョウ科 ツリガネニンジン属
分布本州(中部地方東南部、、関東地方西部)
花期9~10月

イワシャジン(岩沙参)、シロバナイワシャジン(白花岩沙参)まとめ

シロバナイワシャジン

シロバナイワシャジン(白花岩沙参) 2004年9月18日 撮影 栽培品

イワシャジン

シロバナイワシャジン(白花岩沙参) 2005年10月7日 撮影 栽培品

イワシャジンは好きな花ですが、とても苦手な花です。花は何とか咲かせることが出来ても、下葉は枯れあがってしまうことが多く、きれいに咲かせることの難しい花です。

夏の空中湿度が低くなれば良いのですが、関東地方の住宅地の中では育てるのが、かなり難しい部類にはいります。

上三依水生植物園のイワシャジン(岩沙参)とシロバナイワシャジン(白花岩沙参)

イワシャジン

イワシャジン(岩沙参) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

イワシャジン

イワシャジン(岩沙参) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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