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キッコウハグマ(亀甲白熊)の育て方

キッコウハグマ

キッコウハグマ(亀甲白熊)は、北海道、本州、四国、九州の山地のやや乾いた木陰に生える小さな多年草です。

閉鎖化を結ぶことが多いので、葉が焼けないくらいの明るさと肥料を少なめにした方が良いのではないかと思います。

頭花は3個の小花からなりとても可憐な花で、株も小さいのですが、花茎は10~30㎝になります。

上のキッコウハグマ(亀甲白熊)は、自宅で2005年10月30日に撮影した2004年1月に播種した苗からの初花です。

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キッコウハグマ(亀甲白熊)の特徴と育て方

キッコウハグマ

キッコウハグマ(亀甲白熊) 2006年11月7日 撮影 栽培品

3個の小花が集まっているのが分かる

       
和名キッコウハグマ(亀甲白熊)
学名Ainsliaea apiculata
科名・属名キク科 モミジハグマ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期9~10月
特徴

山地のやや乾いた木陰に生える小さな多年草。

茎は高さ10~30㎝になります。

葉は茎の下部に数個集まってつき、長い柄があり、心形で長さ1~3㎝普通5角形または5浅裂します。

頭花は3個の小花からなり、花冠は白色。

閉鎖化を結ぶことが多いらしく、20数本育てていた初花は去年は全部閉鎖花であり、今年初めて花を見ることができました。

そう果は長さ4.5㎜ほど。

育て方

芽出し時は日に当てるが、葉が展開してきたら半日陰で管理し葉やけを防ぎ、水切れに注意します。

春と秋に有機質肥料を置き肥するほか、薄い液肥を与えます。

植え替えは新芽が出る前の早春が最適で用土は赤玉土、硬質鹿沼土などに少量の軽石を混合した用土で水もち良く植えます。

植え替え時に、マグアンプK 中粒を根に触れないように入れます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回水肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

鉢植えの場合は夏場水枯れすると下葉が枯れこむので水切れに注意します。

丈夫な植物ですが、なぜか閉鎖花が多く、播種した翌年は蕾が付いたのですが、閉鎖花ばかりで、初花を見たのは翌年でした。

閉鎖花から芽生えるのであちこちに苗が生えて育てやすい植物でした。しかし、日光が強いと焼けてしまうので、日陰で育てますが、閉鎖花が多いので、なるべく明るいところにおき。肥料は少な目が良いようです。

キッコウハグマ(亀甲白熊)まとめ

キッコウハグマ

キッコウハグマ(亀甲白熊) 2005年10月30日 撮影 栽培品

閉鎖花が多いのが特徴のようで、播種後1年目はたくさんの苗のすべてが閉鎖花でした。

葉が焼けないくらいの明るさで、チッソ肥料を控えるようにした方が良いようです。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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