スズメウリ(雀瓜)は本州、四国、九州に自生する、ウリ科 スズメウリ属の可憐な灰白色の小さな実が成る1年草です。
種から育ててみましたが、1年草なので、植え替えもしないうちに蔓が伸びてしまい秋には花が咲いて、とっても可憐な実がなりました。
カラスウリは、ウリ科 カラスウリ属で、夜中に咲く花がレース編みのように綺麗な花ですが、写真を写すには苦労をしました。
果実も大きく多年草なので、車で通ると秋には藪に赤い実がなっているのをよく目にします。
上のスズメウリ(雀瓜)は、自宅で2007年10月22日に種から育てた苗が育った果実を撮影したものです。
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スズメウリ(雀瓜)の特徴と育て方
スズメウリ(雀瓜)花 2007年9月29日 撮影 栽培品(種から)
スズメウリ(雀瓜)果実 2004年9月29日 撮影 栽培品
上と同じ日に実がついているものもあった
和名 | スズメウリ(雀瓜) |
学名 | Melothria japonica |
科名・属名 | ウリ科 スズメウリ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 8~9月 果熟期 秋 |
特徴 | 原野や水辺などに生えるつる性の1年草。 葉は長さ3~6㎝、幅4~6㎝の3角状卵心形で、しばしば浅く3裂します。 雌雄同株。雄花、雌花ともに葉腋に単生するが枝先にはときに雄花が総状に付くこともあります。 果実は直径1~2㎝の球形または卵形で熟すと灰白色になります。 |
育て方 | 初めて種から育てだが、植え替えもしないでいるうちに花が咲いて実がつきました。 半日陰で自由に蔓を伸ばしているが1年草なので種を播かなかったため、1年間芽が出て花が咲いて、実がなる様子を観察しただけでした。 自生では半日陰の木に絡みながら昇ってたくさんの実をつけますが、我が家は小さな鉢で育てたので、野生のように育ちませんでした。 野山に自生しているスズメウリ(雀瓜)の果実の様子は下に写真を載せています。 |
三毳山と花之江の郷のスズメウリ(雀瓜)の果実
スズメウリ(雀瓜)果実 2006年10月13日 撮影 三毳山
スズメウリ(雀瓜)果実 2004年10月24日 撮影 花之江の郷
スズメウリ(雀瓜)果実 2004年10月24日 撮影 花之江の郷
カラスウリ(烏瓜)の特徴
カラスウリ(烏瓜)花 2003年8月5日 撮影 散歩道
カラスウリ(烏瓜)果実 2002年11月17日 撮影 散歩道
和名 | カラスウリ(烏瓜) |
別名 | タマズサ |
学名 | Trichosanthes cucumeroides |
科名・属名 | ウリ科 カラスウリ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 8~11月 |
特徴 | 藪などに生える蔓性の多年草で、地下の塊根に養分を貯え、林縁の低木を頼りに覆い被さります。 葉は長さ、幅とも6~10㎝の卵心形または腎心形で普通3~5浅裂します。 表面には粗毛が密生し、光沢はない。 レース編みを思わせる繊細な花が、夕闇に白く浮き出て見える姿が美しい。 夕闇が迫る頃に咲き始め、翌朝にはしおれてしまう。すっかり咲ききるのは闇が深くなってからです。 雌雄異株で、花には雄花、雌花があります。 果実は長さ5~7㎝で朱赤色に熟します。 |
スズメウリ(雀瓜)まとめ
1年草のスズメウリの種を播いてみましたが、成長が早く植え替えをしないうちに蔓が伸びてしまったので、播き床で育てることになってしまいましたが、秋には花も咲き、数個の可憐な実が成り感動しました。
種を採取しなかったので、1年だけでしたが、種から果実がなるまでを観察することが出来ました。