ヒメツルソバは、ヒマラヤ原産のタデ科、タデ属の植物で、観賞用に明治中期に導入されましたが、1960年以後都市部を中心に野生化するようになっています。
花が可憐で長く咲くこと、葉は秋の紅葉が美しいことなどから、好まれていますが、殖えすぎることが悩みのタネになっている植物です。
結局、抜きながらも可憐な花と秋の紅葉を楽しむために栽培しています。
上のヒメツルソバは、自宅で2006年12月23日に撮影したものですが、軒下の霜の当たらない場所で花をさかせています。
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ヒメツルソバの特徴と育て方
ヒメツルソバ 2004年5月12日 撮影 栽培品
和名 | ヒメツルソバ |
別名 | ポリゴナム・カピタツム |
学名 | Polygonum capitatum |
科名・属名 | タデ科 イヌタデ属 |
分布 | ヒマラヤ原産 |
花期 | 真夏を除き春~秋 |
特徴 | 花被片は淡紅色~白色で長さ約2㎜、5浅裂し直立する。高さ約30cmの多年草。 市街地や民家周辺の庭先や石垣、コンクリートの隙間などに野生化して生えている多年草。 茎は匍匐し、分枝し、節が土に付いたところより根をだして四方に広がります。 葉はやや密に互生し、楕円形~卵円形、長さ1~3.5㎝、幅0.6~2㎝、鋭頭、基部は楔形、上面中央に逆V字形の暗紫色斑があります。 花序は茎頂に1~3個がつき頭状で球形、径約1cmで多数の花を含み柄には腺毛があります。 観賞用に明治中期に導入され1960年以後都市部を中心に野生化するようになっています。 |
育て方 | 丈夫な花で日の当たるところを好み、ロックガーデンに良く植えられれますが、殖えすぎるため、他の花を枯らすこともあるので、適宜抜く必要があります。 グランドカバーとして他の花のないところに植えると、花も葉もきれいで、特に秋の紅葉はきれいです。 関東地方では冬は上部が枯れますが、春には芽が出てきます。 鉢植えの場合は赤玉土に腐葉土を混ぜて、マグァンプK などの緩行性肥料を入れて植えこみますが後は必要ありません。肥料が多すぎると花が咲かないので少なめにし、地植えの場合は肥料は要りません。 鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと水をやりします。庭植は必要ありませんが、カラカラに乾いた時は水をやります。 晩秋の紅葉や花がきれいなので、我が家は抜きながら育てています。 |
ヒメツルソバまとめ
ヒメツルソバ 2003年10月15日 撮影 栽培品
ヒメツルソバはヒマラヤ原産ですが、とても丈夫な植物で、地面にに付いた茎の節から根を下ろして広がりますので、適宜抜いて栽培します。
帰化植物として殖やさないようにすることも考えなければならない植物かもしれません。