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広告 夏の花・山野草の育て方

コオニユリ(小鬼百合)の育て方

コオニユリ

コオニユリ(小鬼百合)は、北海道、本州、四国、九州の山地の草原や湿原に生え、よく目にしますが、かなり冷涼な場所が自生地です。

種から育てましたが、庭植は数年で枯れてしまいました。高温多湿の住宅地の我が家は、温度や環境管理のできる場所でないと育たないようです。

山で出会ったコオニユリの写真を下に載せています。

上のコオニユリ(小鬼百合)は、自宅で2006年7月28日に撮影した2004年1月播種の初花です。

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コオニユリ(小鬼百合)の特徴と育て方

           
和名コオニユリ(小鬼百合)
学名Lilium leichtlinii var. maximowiczii
科名・属名ユリ科 ユリ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期7~9月
特徴

山地の草原に生える多年草。

オニユリに似るが、鱗茎は小さく、白色。

長い匐枝をひきます。

オニユリのように葉腋にむかごがつかず、花も小型でよく結実します。

コオニユリの花は直径約10cmで、6枚ある花被片は強く反り返ります。

球根は薬草としても利用されます。

育て方

大き目の深鉢に(8号から10号くらいの鉢に球根は2~3球)ゴロ石を入れて軽石、桐生砂などに赤玉土、硬質鹿沼土の混合用土を微塵を除いてよく洗って使用します。

用土は栽培する環境により、腐葉土などを入れた方が良いと思います。

植え付け時には、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて植えつけます。

植え替えは2~3年に1度、10~11月頃の休眠期に行います。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

日当たりを好みますが、高温多湿には弱いので、夏はできるだけ風通しの良い場所で、朝日が当たり午後からは日陰になるような場所で管理します。

わが家はササユリ、コオニユリ、ヒメサユリ等は庭植にすると枯れてしまうので、鉢で育てています。

ヤマユリ、オニユリなどは地植えでも育つので、湿原などに生えるものは、関東地方の高温多湿には弱いのだろうと思っています。

尾瀬、霧ヶ峰高原のコオニユリ(小鬼百合)

コオニユリ

コオニユリ(小鬼百合) 2005年8月11日 尾瀬

コオニユリ

コオニユリ(小鬼百合) 2004年7月24日 霧ヶ峰高原

コオニユリ(小鬼百合)まとめ

コオニユリ(小鬼百合)は上の写真のように尾瀬や霧ヶ峰高原などの冷涼な湿原に生えているので、育てるには高温多湿の夏をいかに涼しく管理できるかにかかっています。

日当たりは好みますが、真夏は人工芝の上に置いて水を撒き寒冷紗で暑さを遮ることが大切です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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