オオワクノテ(クレマチス・セラティフォリア)は、シベリア東部、中国、韓国、日本(北海道)に自生していたようですが日本では絶滅種になっているようです。
貴重な種をいただき、発芽して蔓も元気に伸びていたので、枯れるとは思ってもいませんでした。
種から育てたので、数本育っていたことが気を許すことになったようで、猛暑の夏に枯れてしまいました。
上のオオワクノテ(クレマチス・セラティフォリア)は、自宅で2010年9月14日に撮影した種からの花です。
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オオワクノテ(クレマチス・セラティフォリア)の特徴と育て方
和名 | オオワクノテ |
別名 | クレマチス・セラティフォリア |
学名 | Clematis serratifolia |
科名・属名 | キンポウゲ科 センニンソウ属 |
分布 | シベリア東部、中国、韓国、日本(北海道)では絶滅種。 |
花期 | 7~10月 |
特徴 | 遅咲きのクレマチス。 強いレモンの香りを持つ小さな淡いレモンイエローの花が、うなずいて咲き魅力的です。 蔓性で、高さ4~5m。 萼は筒状で基部に尾状の突起が5個あり、側面には5個の低い翼があって目立ちます。 日本では絶滅しているということから、育てている方から回って来た種なんだろうがいただくことが出来て花を見られたことはとっても嬉しいことでした。 |
育て方 | 種から育てましたが、開花まではあまり気を使うことなく他のクレマチスと同じように育てました。 日光を好む植物なので充分日が当たる場所にうえます。高温多湿はを苦手とするので、風通しよく、株元は西日などが避け られるやや半日陰が適します。 こまめに誘引し、乾燥にはあまり強くないので水切れに注意します。 新枝咲きなので、春に咲いた枝を強剪定をすることにより、秋にも花が咲きます。冬は茎の下の方から切って来春新芽がでて、咲くのを待ちます。 鉢植えは日当たりの良い場所で、夏に半日蔭になるような場所で管理し、水はけのよい軽石、硬質鹿沼土の混合用土で育てています。 肥料は秋と春に適宜与えます。 このような育て方で、数年はきれいに咲いたし、数株あったので、種を採取することも挿し芽で残すこともしないでいたら、猛暑の夏に枯れてしまいました。 貴重な植物なのでもう少し気を使って、残すことが出来たらと後悔しています。 |
オオワクノテ(クレマチス・セラティフォリア)まとめ
丈夫そうに見えて数本花が咲いたのですが、北海道でも絶滅しているというのはどのような理由があるのでしょうか。
枯れたことでかえって大切さを実感し、そのルーツなどを知りたいと思いましたが、日本には自生していないことを知るととても悪いことをしたように感じています。