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広告 夏の花・山野草の育て方

ササユリ(笹百合)の育て方

ササユリ

ササユリ(笹百合)は、本州(中部地方以西、四国、九州)に自生するユリで、自生地は見たことがありませんが、種から育てると4年くらいから咲くということですが我が家は管理が悪かったようで、10年近くかかりました。冬は凍らないように管理しています。

写真の花は1球いただいたものですが、ほとんど殖えずに10年間花を見せてくれています。

ウイルス病にかかりやすく、連作を嫌うことから鉢植えで植え替えながらの管理が適していると思い、地植えにはしていません。

上のササユリ(笹百合)は、自宅で2009年6月21日に撮影した花です。

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ササユリ(笹百合)の特徴と育て方

ササユリ(笹百合)

ササユリ(笹百合) 2016年5月25日 撮影 栽培品

           
和名ササユリ(笹百合)
学名Lilium japonicum
科名・属名ユリ科 ユリ属
分布本州(中部地方以西、四国、九州)
花期6~7月
特徴

茎は高さ0.5~1mの、草地に生える多年草。

葉は互生し、披針形で長さ8~15cm。

茎頂に長さ10~15㎝の花が数個横向きにつきます。

花粉は赤褐色で、付着するとなかなか取れません。

葉が笹に似ることからついた名前です。

育て方

植え替えは10月中旬から11月、硬質鹿沼土5、軽石砂、日向土などの混合用土に腐葉土を入れて水はけ良く植えます。

鉢植えは、4号鉢に1球、5号鉢に3球が植え付けの目安です。植え替えは毎年、球根の径の3倍ほどの深さを目安に植えます。

鉢底にゴロ石をいれ、その上に用土を薄く入れて、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れます。ササユリは連作を嫌うので新しい用土で植え替えます。

春と秋は日当たり、夏は半日陰で管理します。

アブラムシが付くのとアブラムシはウイルス病を媒介するため、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやりますが、秋はリン酸とカリの多いものに切り替えます。

写真の球根はいただいたもので、10年は毎年花が咲いています。

種も播いて育てていますが、10年近く立ち蕾が上がってきましたが、虫に食べられてしまいました。

ササユリ栽培はかなり根気が必要なのを実感しています。

ササユリ

ササユリ(笹百合) 2007年6月20日 撮影 栽培品

ササユリ(笹百合)まとめ

ササユリ

ササユリ(笹百合) 2017年5月31日 撮影 栽培品

ササユリ(笹百合) 2023年5月21日 撮影 栽培品

この写真のササユリは種からの初花です。手入れが行き届かなかったこともあり、播種から10年以上が過ぎて、細々とやっと開花したという感じです。

また、個体差があるようで、今まで育てていた花色より淡い感じがします。

10年前に球根をいただいたものも分球することなく、まだ咲いていますので、球根の寿命はかなりありそうです。

アブラムシが付くのとウイルス病になりやすいので気を付けること、連作を嫌うので、新しい用土で毎年植え替えます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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