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夏の花・山野草の育て方

ヤマユリ(山百合)の育て方

ヤマユリ

ヤマユリ(山百合)は、本州(近畿地方以北)の朝日が当たるような半日陰の道路沿いなどに普通に自生しています。花時は日光街道の杉並木の中に咲いているのを見かけました。

ヤマユリは園芸品種の交配親になって様々なハイブリッドが作出されています。

裏磐梯、山形の注連寺のヤマユリ(山百合)の写真を載せています。

上のヤマユリ(山百合)は、自宅で2009年7月14日に撮影した花です。

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ヤマユリ(山百合)の特徴と育て方

ヤマユリ

ヤマユリ(山百合) 2007年7月18日 栽培品

           
和名ヤマユリ(山百合)
学名Lilium auratum
科名・属名ユリ科 ユリ属
分布本州(近畿地方以北)
花期7~8月
特徴

本州の平地から山地に分布し、日陰がちの斜面や、明るい林、草原に普通に見られる、高さ1~1.5mの球根植物です。

葉は披針形で長さ10~15cm、短い柄がつきます。

花は数個から多いものでは20個ほどが横向きに開き、花被片は長さ10~18cm、白色で赤褐色の斑点があり、中脈に黄色いすじが入り、先は強く反り返ります。

強い芳香があります。花粉は赤褐色で、付着するとなかなか取れません。

育て方

大き目の鉢を用い、植込み、植え替えは2月から3月の休眠期に行い、桐生砂小粒、軽石小粒、硬質鹿沼土小粒に腐葉土を入れて、リン酸とカリウム主体の緩効性化成肥料を球根の5㎝下に入れて植えこみます。

鉢植えは午前中に日が当たり、午後は日陰になるような涼しい場所で表面が乾いたらたっぷり水をやります。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

数十年そだてていて、地植えにしたところ、株は大きくなりませんでしたが、零れ種で、少し離れた場所に小さな苗が毎年出て花が咲いていました。

実家でも数十厘のユリが咲いていたので、とても身近な花でしたが、猛暑日が続くようになってから、種からも芽生えなくなってしまい、現在は栽培していません。

鉢植えも置く場所がなくなったことと、鉢でササユリヒメサユリクルマユリなどを育てているのでしばらく栽培を休んでいます。

また、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

裏磐梯、注連寺のヤマユリ(山百合)

ヤマユリ

ヤマユリ(山百合) 2007年8月5日 裏磐梯

ヤマユリ

ヤマユリ(山百合) 2003年8月3日 注連寺

ヤマユリ(山百合)まとめ

ヤマユリ

ヤマユリ(山百合) 2004年7月11日 栽培品

朝日が当たり、半日陰くらいの場所を好み、条件が良ければ数十個の花を咲かせますが、自生地ではそのような光景は見ることが少ないようです。

種が零れて発芽するので、我が家はそのような条件下で長いこと栽培しました。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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