モッコウバラ(木香薔薇)は、中国西南部原産の棘のない八重のバラで、とても丈夫でシュートも良く延びるので、大きなアーチなど好きな形につくることが出来ます。
寒さには弱いので、寒冷地では鉢で育てて、冬は暖かく管理する必要があります。関東地方の我が家では枯れることなく地植えで冬越しが出来ます。
植えるときは日当たりの良いところに植えます。繁殖は挿し木ですが、発根率が良いので殖やすことは容易で、成長が早いので思い通りの形に短期間でできるのも魅力です。
上のモッコウバラ(木香薔薇)は、自宅で2003年5月5日に撮影した花です。
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モッコウバラの特徴と育て方
モッコウバラ(木香薔薇) 2004年4月21日 撮影 栽培品
和名 | モッコウバラ(木香薔薇) |
別名 | スダレイバラ |
学名 | Rosa banksiae |
科名・属名 | バラ科 バラ属 |
分布 | 中国西南部 |
花期 | 5月 |
特徴 | 1720年(江戸時代)頃に渡来、観賞用として庭園に栽植されている常緑低木。 枝は蔓状になって分枝し長さ4~6m、刺も毛もないが、葉の裏面の下部にだけ毛があります。 花は晩春、若葉とともにひらき、黄色または白色の八重咲き、白色は香気がありますが、黄色にはありませんが、黄色の方が育てやすいようです。花径2cm。 結実しないので繁殖は挿し木によります。 枝は誘引するとかなり伸びるので、大きなアーチや生け垣替わりなど自由な形にできます。 |
育て方 | 水はけがよく水持ちのよい一般的な培養土が適しています。 鉢植えにする場合は、赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使いますが成長が早いので、鉢植えは2年に一度くらい植え替えます、。寒い地方で栽培するときは寒さに弱いので鉢植えにします。関東地方の我が家では地植えで冬越しが出来ます。 植えつけ、植え替えは10~11月で、地植えは日当たりの良い場所に、根鉢の2倍の深さと幅を掘り、腐葉土や軽石を混ぜて水持ち良く水はけよく植えます。 肥料は2~3月の寒肥、花後のお礼肥と秋の3回油粕と骨粉を混ぜた肥料を施します。 モッコウバラは棘がなく、シュートが出やすいので、誘引して大きなアーチや塀や石垣から垂らしたり、思い通りの形につくることが出来ます。 花後の5月下旬~6月位に、花の咲いた枝を半分くらいに切り、混み合った古くなった枝を整理します。 シュートは大きくしない時は途中で切りますが、のばしたいときはのばす方向に斜めに誘引しておきます。 花芽は夏にできるので、7月以降はに剪定すると花付が悪くなるので、伸びすぎた枝以外の剪定は行いません。 繁殖は挿し芽が良く、新芽が固まったころにシュートを10~15㎝くらい切り、水に挿して水揚げをした後、湿らせた清潔な、赤玉土や鹿沼土に挿します。 ルートンなどの発根促進剤をまぶすと根が付きやすくなります。30~40日で発根しますが、十分に根が付いたら鉢や地植えにします。 モッコウバラは病害虫に強いですが、アブラムシ等は付きやすいので、定期的に薬剤散布をします、枝の混み合わないように透かしておくことも効果的です。 |
モッコウバラ(木香薔薇)まとめ
モッコウバラ(木香薔薇) 2003年5月5日 撮影 栽培品
日当たりを好みます。日光不足では花付が悪くなります。
剪定は花後に行い、夏に蕾ができるので、秋以降の剪定は形を整える程度にします。