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サネカズラ(ビナンカズラ)の育て方

ビナンカズラ

サネカズラ(ビナンカズラ) 2017年10月23日 撮影 栽培品

サネカズラ(ビナンカズラ)は、関東地方以西、四国、九州、沖縄、済州島、中国、台湾の山野の林縁に生える常緑蔓性の木本です。

蔓がよく伸びるので、塀などに駆らませたり、棚などにして鑑賞できます。

わが家は、東側に棚にして、下に半日陰を好む植物の棚を置いています。

上のサネカズラ(ビナンカズラ)は、自宅で2007年9月18日に撮影した花です。

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サネカズラ(ビナンカズラ)の特徴と育て方

ビナンカズラ

サネカズラ(ビナンカズラ) 2007年9月18日 撮影 栽培品

           
和名サネカズラ
別名ビナンカズラ
学名Kadsura japonica
科名・属名マツブサ科 サネカズラ属
分布本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、済州島、中国、台湾
花期7~8月  果実:10~12月
特徴

山野の林縁に生える常緑蔓性の木本。

新枝は赤褐色、葉は互生して長さ5~13㎝、幅2~6㎝の楕円形又は卵形。縁にはまばらに鋸歯があります。

雌雄別株又は同株。開花期は夏で、花には雄花と雌花があります。

葉腋に直径約1.5㎝の黄白色の花をつけます。

雄花の雄しべは球状につく。横に広がった赤いのは葯隔。

開花期は夏で、花には雄花と雌花があります。

つるがよく伸びるので、フェンスや垣根に絡ませて育てます。

暖地性の樹木でやや寒さに弱く、寒冷地での植栽には不向きです。

育て方

日当たり、半日陰で良く育ちます。つるがよく伸びるので、フェンスや垣根に絡ませて育てることもできますが、剪定して盆栽にすると実がたくさんついて見事な盆栽になります。

寒さがやわらぐ4月頃が植え付けの適期で、腐葉土など腐植質のたっぷり入れて植え込みます。

寒冷地は地植えに向きませんが、鉢植えで、盆栽として冬は取り込めば育てることが可能です。

庭植の剪定は、2月頃に不要な枝を切り落としたり、混み合った部分の枝を間引いて整理するのが基本の剪定となります。

盆栽育ては、毎年3月頃に長く伸びた枝を数芽残してすべて短く切り戻します。

鉢植えは春と秋の年2回緩行性肥料化成肥料を株本に施すか、骨粉が入った油粕を根本に置き肥します。

わが家は棚を作って半日陰の植物を下に置いていますが、ひもなどを使って枝を誘引することで自由に仕立てができます。

殖やすには挿し木、取り木で殖やします。挿し木は今年伸びた枝を15cm位の長さに切って湿らせた清潔な赤玉土などに挿します。

ビナンカズラまとめ

暖地の植物ですので、寒いところでは落葉するか、育たないこともあるので、鉢植えにして、冬は取り込んで育てます。

蔓は物に絡むことはないので、誘引してひもなどで固定して好みの形に育て、不必要な枝は剪定します。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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