スイレンボク(睡蓮木)は、南アフリカのインド洋側が原産の非耐寒性常緑低木です。冬に室内に取り込めば丈夫な植物なので育てることが可能です。
樹木にスイレンとよく似た可憐な花が咲いて、初めて見て時には驚きました。
1~3mになるようですが、鉢植えでミニ盆栽から好きな大きさに育てることが出来ますが、水切れには注意が必要です。
上のスイレンボク(睡蓮木)は、自宅で2005年6月29日に撮影した花です。
スポンサーリンク
スイレンボク(睡蓮木)の特徴と育て方
スイレンボク(睡蓮木) 2007年4月6日 撮影 栽培品
和名 | スイレンボク(睡蓮木) |
別名 | グルーイア |
学名 | Grewia occidentalis |
科名・属名 | アオイ科 ウオトリギ属 |
分布 | 南アフリカ(インド洋側) |
花期 | 夏 温度があれば通年 |
特徴 | 非耐寒性常緑低木。1~3mにはなります。耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。 花弁は5枚、萼片5枚も良く発達し、花弁と同じかあるいは長いので、10枚の花弁が放射状に開いているように見えます。 花径は3~4㎝程度で、花色はラベンダー色がよく出回っている。花の形が睡蓮に似ていると見えたのか、スイレンボクという名前で出回っています。 葉は楕円形で濃緑色、光沢があります。 |
育て方 | 耐寒性がないので鉢植えで栽培することになりますが、冬に暖房の風があたらない窓辺で管理すれば、栽培は難しくありません。 鉢底にゴロ石を入れて、硬質赤玉土に腐葉土、水はけを考えて小粒の軽石を入れた用土に、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように植え込みます。 春に2~3年に1度、古い用土を半分くらい落として、根も3分の1ほど整理して新しい用土に植え替えます。 春から秋は日当たりと風通しのよいところで育てます。 表面が乾いたらたっぷり水をやりますが、冬は少し控えます。水切れは、花やつぼみが落ちる原因となりますので、十分に注意します。 暖かくなったら、1ヶ月に1回くらい、油粕と骨粉を混ぜた肥料、あるいは遅効性の化成肥料などを施します。 秋に花が咲き終わったら、枝元から1~2節残して切り詰めます。伸び過ぎて見苦しい枝を切って、全体の形を整えるイメージで剪定をします。 定期的に病害虫を予防するために殺虫剤を散布します。 挿し木で殖やすことが出来ます。 |
スイレンボク(睡蓮木)まとめ
スイレンボク(睡蓮木) 2004年7月22日 撮影 栽培品
水を好みますので、水切れに注意します。
暑さには強いのですが、寒さに弱いので、暖房の風があたらない室内に取り込みます。