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ウメモドキ(梅擬)とシロウメモドキ(白梅擬)の育て方|仲間のアカミノイヌツゲの特徴

ウメモドキ

ウメモドキ(梅擬)は、本州、四国、九州、中国の山中の湿地に生え、高さ2~3mになる落葉低木で、庭木や生花用に栽植されます。

赤い果実と風情のある樹姿に魅力があり、庭木として人気があります。果実は雌木にのみにつきます。

雌雄異株なので、雌株を植えないと実が付かないので注意が必要ですが、わが家は雌株1本でも実をつけています。

下に根本山のウメモドキ(梅擬)とシロウメモドキ(白梅擬)の写真を載せています。

仲間のアカミノイヌツゲ(赤実の犬黄楊)の写真と特徴を下に載せています。

上のウメモドキ(梅擬)は、自宅で2004年10月24日に撮影した果実です。

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ウメモドキ(梅擬)の特徴と育て方

ウメモドキ

ウメモドキ(梅擬) 2003年6月4日 撮影 栽培品

           
和名ウメモドキ(梅擬)
学名Ilex serrata
科名・属名モチノキ科 モチノキ属
分布本州、四国、九州、中国の山地に自生する
花期6月 熟果期:11月
特徴

山中の湿地に生え、また庭木や生花用に栽植する落葉低木。高さ2~3mになり、細い枝を良く分けます。枝は灰色。

枝や葉に短毛があり、葉は長さ3~8cm。

雌雄異株。

花は初夏に咲き、3~4mmの花を葉の付け根に咲かせます。集散花序で雌花は1~7花、雄花は雄花は7~15花をつけます。

赤い果実と風情のある樹姿に魅力があり、庭木として人気があります。果実は雌木にのみにつきます。

果実は径5㎜で真っ赤に熟し晩秋から冬中、枝に残るらしいが、小鳥の好物なので我が家はすぐになくなってしまいます。

育て方

樹勢は強く土地を選ばないが、日当たりの良いやや湿り気のある肥沃な壌土を好みます。半日陰でも育つが実付きは悪い。

植込みは厳寒期を除いた12月~3月に行いますが、花が付いている木は花後に植え替えます。

株元から数本の幹を出す株立ちが基本の自然樹形で、枝が乱れてバランスを崩すこともないので剪定は不必要な枝を切るくらいで、強い剪定は避けます。

わが家は20年近くあまり剪定をしませんでしたが、その後木が大きくなり過ぎたので、混み合った枝などを切り、少しすっきりさせました。

剪定は枝の途中で切るよりは、不必要な枝を抜くようにします。

肥沃な土壌なら肥料は必要ありませんが、やせ地では実付きに影響するので肥料を与えたます。油かすと骨粉を半々に混ぜたものなどを2月頃に施します。

植え付けは落葉期に行い、根鉢の2倍の深さと幅の植穴を掘り、腐葉土などを混ぜて植えこみます。

害虫が付くことがあるので、見つけ次第対峙します。またカイガラムシも付くので、幼虫時の薬剤散布や、歯ブラシなどでこそげ落とします。

接ぎ木、とり木、タネまきなどでふやします。零れ種からも芽生えます。

根本山のウメモドキ(梅擬)とシロウメモドキ(白梅擬)

ウメモドキ

ウメモドキ(梅擬)2004年11月11日 撮影 根本山

シロウメモドキ

シロウメモドキ(白梅擬) 2004年11月11日 撮影 根本山
学名:Ilex serrata f. leucocarpa

アカミノイヌツゲ(赤実の犬黄楊)の特徴

アカミノイヌツゲ

アカミノイヌツゲ(赤実の犬黄楊) 2003年7月5日 撮影 田代山

         
和名アカミノイヌツゲ(赤実の犬黄楊)
別名アカツグ、ミヤマクロソヨゴ
学名Ilex sugerokii var. brevipedunculata
科名・属名モチノキ科 モチノキ属
分布北海道、本州(東北地方、関東地方北部~中部地方北部、近畿地方~中国地方の日本海側)。台湾
花期6~7月
特徴

低山帯~亜高山帯の低木林に生える、高さ2~5m、標高の高い所では1mほどの低木状になります。

葉は常緑、上半分に低い鈍鋸歯があります。

果実は赤色、柄は長さ1~2cm。

ウメモドキ(梅擬)まとめ

日当たりの良いやや湿り気のある肥沃な壌土を好みます。

雌雄異株なので、雌株を植えないと実が成りません。雌株だけでも実が付きます。

強剪定は樹形が乱れるので、好ましくありません。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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