2002年秋から山野草の種を本格的に播き始めました。
毎年どのくらいの種を播いただろうか。
置き場所もないくらいの播種鉢が並び、春には次々と小さな芽が芽生え感動の連続でした。早いものは1月には芽生え、春遅くまで芽が出てくる鉢をやわらかい日の当る場所に移しながら、生まれてきた子供を見守るような気持ちで毎日を過ごしてきました。
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山野草、高山植物の種まきから開花までの道のり
播いた年に芽生えるも物ばかりでなく、2年後、3年後に芽生えてくるものもあるので、鉢の置き場所はなくなり、種を播いたものの管理も難しくなったことろから少しずつ播種の数を減らすようになりましたが播種鉢はいつも100個以上はありました。
私の好きな高山植物、その中でも高山性のプリムラは本当に大切に大切に育てました。
気候的に恵まれている地方では苦労することもなく育つ花でも関東地方の蒸し暑さにはなかなか馴染んでくれず、咲くようになった花もだんだんと咲き細り、2~3年で消えてしまった時は本当に寂しい思いをしました。
しかし、写真でしか見ることが出来ないと思っていた花を見ることが出来たという思いを心に温めて、そのような花の種は播くのをやめてきています。
高山性のプリムラは難しいものが多く消えたものもありますが、我が家で咲いたという記憶が心の中に残っています。
おおよその花は今でも増えながら咲き続けてくれているので、住宅地の狭い我が家はいたるところに鉢が置いてあり、雑然としています。
庭のロックガーデンでも少しずつ居心地がよさそうに育ってくれている花も増えてきたので、これからはロックガーデンに適したものを探しながら庭の整理をしていこうと思っています。
種から更新しながら育てているものも多いので、種は播き続けていますが、今の状態が我が家で育てられる限界かと思うまでになっています。
まだまだ花が咲かない苗の状態のものもたくさんあり、その苗が花を咲かせてくれる日を楽しみにしながら花を育てる日々は続いています。