ヤマガラシ(山芥子)は、北海道、本州の中部地方以北の、山地谷沿いの礫地や、湿った草原に生える高さ20~60㎝の多年草です。
ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子)は、ヨーロッパ原で、明治に帰化した30~40㎝で、道端、野原、田畑の畦などに群生を作ることが多いようです。
見分けるのはかなり難しいようですが、花後の花柱がヤマガラシの方が短いようです。主観的になりますが、私が写した写真、ネットの写真を見比べるとハルザキヤマガラシは全体に柔らかいように感じました。
上のヤマガラシ(山芥子)は、2006年8月4日に月山で撮影した花です。
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ヤマガラシ(山芥子)の特徴
ヤマガラシ(山芥子) 2006年8月4日 撮影 月山
和名 | ヤマガラシ(山芥子) |
別名 | ミヤマガラシ |
学名 | Barbarea orthoceras |
科名・属名 | アブラナ科 ヤマガラシ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北) |
花期 | 5~8月 |
特徴 | 山地谷沿いの礫地や、湿った草原に生える多年草。 高さ20~60㎝。 根生葉は羽状に中~全裂し、頂小葉は丸く大きい。茎葉の基部は茎を抱く。 茎頂に総状に黄色の4弁花を開く。花柱は長さ葯1.5㎜と短い。 角果は軸に平行につき長さ3~5cm。 |
ヤマガラシ(山芥子) 2006年7月4日 撮影 礼文島
ヤマガラシ(山芥子) 2006年7月4日 撮影 礼文島
ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子)の特徴
ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子) 2007年5月28日 撮影 日光いろは坂
ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子) 2007年5月28日 撮影 日光いろは坂
和名 | ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子) |
別名 | セイヨウヤマガラシ |
学名 | Barbarea vulgaris |
科名・属名 | アブラナ科 ヤマガラシ属 |
分布 | ヨーロッパ原産 |
花期 | 4~6月 |
特徴 | ハルザキヤマガラシは、ヨーロッパに自生する2年生植物です。 茎は無毛で高さ30~70㎝。 根生葉と下部の葉は羽状に裂け頂裂片は円形~倒卵形で大きい。波状鋸歯が出ます。 上部の葉は無柄で基部は茎を抱き、厚く光沢があります。 花は鮮黄色の4弁花直径約7㎜ほど。花柱はヤマガラシより長いというが確認していません。 ヤマガラシのこれほどの群生は見たことがありません。 |