ワイルドオーツは、イネ科・チャスマンティウム属の米国東部~メキシコ東部の多年草で、丈夫で育てやすいので、和洋どちらの庭の素材として使えます。
コバンソウ(小判草)は、地中海沿岸地方原産のイネ科・コバンソウ属の1年草で、明治初年に渡来し鑑賞用にも栽培資されましたが、現在は各地に野生化している帰化植物ですが、ドライフラワー用に栽培もされています。
キンエノコロ(金狗尾草)は、イネ科・エノコログサ属で全国に自生している雑草です。
何れもイネ科の雑草ですが、風流がある植物で、寄せ植えや草物盆栽に使ってみたい植物です。
上のワイルドオーツは、2004年10月24日に花之江の郷で撮影した花です。
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ワイルドオーツの特徴
和名 | ワイルドオーツ |
別名 | 宿根コバンソウ・西洋小判草・ニセ小判草 |
学名 | Chasmanthium latifolium |
科名・属名 | イネ科 チャスマンティウム属 |
分布 | 米国東部~メキシコ東部 |
花期 | 8~10月 |
特徴 | 夏に緑色の小判草のような花を下垂し、冬に葉が 枯れても穂が残る耐寒性の多年草で、ガーデンの素材にも良い 。 花穂は押しつぶされたように薄く、緑から茶色と変わって行く色合いも良く、和洋どちらにも向きます。 地植えでは大きくなりすぎますが、鉢の大きさで草丈が変わるのも育てやすい植物です。 草物盆栽、コケ玉などに利用すると風情がありそうです。 |
コバンソウ(小判草)の特徴
コバンソウ(小判草) 2003年5月17日 撮影 散歩道
和名 | コバンソウ(小判草) |
別名 | タワラムギ |
学名 | Briza maxima |
科名・属名 | イネ科 コバンソウ属 |
分布 | 地中海沿岸地方 |
花期 | 5~6月 |
特徴 | 日本には明治初年に渡来し鑑賞用にも栽培した1年草。 高さ30~40cm。 葉は長さ8cm位、多少ざらつき、葉鞘は無毛。 花は円錐花序を出し、各枝の先に長さ1~3cmの小穂を下げます。 護穎の上半分には毛があり、長さ8㎜位。 和名は小判草、俵麦は花穂の形に基づきます。 各地に野生化している帰化植物。 栽培してドライフラワーにされます。 |
キンエノコロ(金狗尾草)の特徴
キンエノコロ(金狗尾草) 2006年9月29日 撮影 仙人ヶ岳
キンエノコロ(金狗尾草) 2004年11月11日 撮影 根本山
和名 | キンエノコロ(金狗尾草) |
学名 | Setaria pumila |
科名・属名 | イネ科 エノコログサ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 8~10月 |
特徴 | 日当たりの良い道端や畑、田の畦などにごく普通に生える高さ30~80㎝の1年草。 茎は叢生し、基部の節で曲がり、あまり枝分かれしない。 葉葉は長さ15~30㎝、幅5~8㎜の長い線形でやや硬く基部に長い毛がまばらにあります。 表面は光沢がなく、ざらつくが、裏面は滑らかで光沢がある。葉舌は発達せず鞘は扁平。 花序は長さ3~10㎝の円柱状で直立し、中軸に短毛があり、小穂は長さ3~3.5㎝とこの仲間では最も大きい。 小穂の基部には長さ0.7~1㎝の黄金色の剛毛が密生します。 |