コミヤマカタバミ(小深山傍食)は、カタバミ科・カタバミ属の北海道、本州、四国、九州の深山の針葉樹林内に群生する多年草です。
コミヤマカタバミ(小深山傍食)の花は、基部に黄色の斑が入り、時に脈が淡紅色を帯びることが特徴です。写真のコミヤマカタバミは針葉樹林帯に生えており、基部が黄色であること、脈が淡紅色を帯びていることからコミヤマカタバミとしました。
カントウミヤマカタバミ(関東深山傍食)は、小葉の先端は切形で中央がへこみ、かどはは鈍端だったことによります。
下に、カタバミ(傍食)と葉が小さく、暗紫色のアカカタバミ(赤傍食)の写真を載せています。
上のコミヤマカタバミ(小深山傍食)は、2007年6月18日に日光白根山で写した花です。
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コミヤマカタバミ(小深山傍食)の特徴
コミヤマカタバミ(小深山傍食) 2007年6月18日 撮影 日光白根山
コミヤマカタバミ(小深山傍食) 2006年6月14日 撮影 日光白根山
和名 | コミヤマカタバミ(小深山傍食) |
学名 | Oxalis acetosella |
科名・属名 | カタバミ科 カタバミ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 5月~7月 |
特徴 | 深山の針葉樹林内に群生する多年草。 地下茎は細長く横走します。 小葉は長さ1~3cm、角は丸みがあり、裏面、時に表面に軟毛があります。 花は直径2~3cm、白色、脈が淡紅色を帯びるものもあります。 |
コミヤマカタバミ(小深山傍食) 2006年6月14日 撮影 尾瀬 鳩待峠
コミヤマカタバミ(小深山傍食) 2006年6月14日 撮影 尾瀬 鳩待峠
コミヤマカタバミ(小深山傍食) 2006年6月14日 撮影 尾瀬 鳩待峠
カントウミヤマカタバミ(関東深山傍食)の特徴
カントウミヤマカタバミ(関東深山傍食) 2003年4月19日 撮影 高尾山
和名 | カントウミヤマカタバミ(関東深山傍食) |
学名 | Oxalis griffithii var.kantoensis |
科名・属名 | カタバミ科 カタバミ属 |
分布 | 関東地方南西部、伊豆半島、東海地方 |
花期 | 3月~4月 |
特徴 | 山地の林内に生える多年草。根茎は太く分枝しない。 長柄のある3小葉は根生し、小葉の先端は切形で中央がへこみ、かどはは鈍端。ミヤマカタバミに似るが葉裏の毛は少ない。 葉は、暗いと閉じる睡眠運動をします。 高さ7~15cmの花茎の先に、直径3~4cmの白い花を1つ咲かせます。 果実は卵球形で長さ6~12㎜と小形。 |
カタバミ(傍食)の特徴
カタバミ(傍食) 2004年11月23日 撮影 磯山遺跡
和名 | カタバミ(傍食) |
学名 | Oxalis corniculata |
科名・属名 | カタバミ科 カタバミ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 5月~7月 周年咲いているように見える |
特徴 | 庭や道ばたなどに普通に見られる高さ10~30cmの多年草。 茎は地を這って広がり、長い柄の先にハート形の3個の小葉をつけます。小葉は長さ約1cm。 花は黄色で直径約8㎜。花のあと花柄は下を向き、その先に円柱形の蒴果が上向きにつき、蒴果は熟すと5裂し、多数の種子をはじき飛ばします。 和名は葉が睡眠運動をし、夕方になって閉じると一方が欠けて見えることによります。 |
アカカタバミ(赤傍食)の特徴
アカカタバミ(赤傍食) 2002年11月2日 撮影 下野国分寺跡
和名 | アカカタバミ(赤傍食) |
学名 | Oxalis corniculata f. rubrifolia |
科名・属名 | カタバミ科 カタバミ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 5月~7月 周年咲いているように見える |
特徴 | 庭や道ばたなどに普通に見られる高さ10~30cmの多年草。 茎は地を這って広がり、長い柄の先にハート形の3個の小葉をつけます。小葉は長さ約1cm。 花は黄色で直径約8㎜。花のあと花柄は下を向き、その先に円柱形の蒴果が上向きにつき、蒴果は熟すと5裂し、多数の種子をはじき飛ばします。 葉が小さく、暗紫色のものをアカカタバミという。 和名は葉が睡眠運動をし、夕方になって閉じると一方が欠けて見えることによります。 |