ヤクシソウ(薬師草)は、キク科・オニタビラコ属の山地の日当たりの良いところや道ばたに生える2年草で見かけることの多い野草です。
ヤクシソウ(薬師草)の名の由来は、薬師であり、病気や災難を除く薬師如来の信仰のひとつで、薬師如来の草に由来するといい、腫れ物に効くと言います。
オニタビラコ(鬼田平子)は、キク科・オニタビラコ属で道端や公園、庭の隅などに良く生える高さ0.2~1mの1~2年草で、綿毛のような種から殖えるので、庭に生えたものは種ができる前に抜かないと蔓延ってしまいます。
ヤブタビラコ属のコオニタビラコ(小鬼田平子)は、田平子は水田にロゼット状の根生葉を平たく広げる様子を様子を表現したもので、春の七草のホトケノザは本種で若葉は食べられます。
上のヤクシソウ(薬師草)は、2004年10月24日に花之江の郷で写した花です。
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ヤクシソウ(薬師草)の特徴
ヤクシソウ(薬師草) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺
ヤクシソウ(薬師草) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺
和名 | ヤクシソウ(薬師草) |
学名 | Youngia denticulata |
科名・属名 | キク科 オニタビラコ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 8~11月 |
特徴 | 全体に無毛で、良く分枝して高さ0.3~1.2mになります。 根生葉は長い柄ののある匙形でかたまってつき、花期には枯れてない。茎葉は互生し、長さ5~10cm、幅2~5cmの長楕円形または倒卵形で、ふちには浅い鋸歯があり、基部は後方に大きくはりだして茎を抱く。 枝先や上部の葉腋に直径約5cmの黄色の頭花を数個ずつつけます。 山地の日当たりの良いところや道ばたに生える2年草で、茎を切ると白い乳液を出します。 |
ヤクシソウ(薬師草) 2003年9月30日 撮影 袋田
ヤクシソウ(薬師草) 2002年11月2日 撮影 下野国分寺跡
オニタビラコ(鬼田平子)の特徴
オニタビラコ(鬼田平子) 2007年5月30日 撮影 庭
オニタビラコ(鬼田平子) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道
和名 | オニタビラコ(鬼田平子) |
学名 | Youngia japonica |
科名・属名 | キク科 オニタビラコ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 5~10月 |
特徴 | 道端や公園、庭の隅などに良く生える高さ0.2~1mの1~2年草。群生するが、独立して生えていることも多い。 全体にやわらかく、細かい毛がある。茎や葉を切ると白い乳液がでます。 根生葉はロゼット状につき、長さ8~25㎝、幅1.7~6㎝で頭大羽状に深裂します。茎の上部の葉は少なく、小型で少し褐紫色を帯びることが多い。 茎の先に直径7~8㎜の黄色の頭花を散房状につけます。総苞は長さ4~5㎜の円筒形。総苞はそう果が熟すと反り返る。冠毛は白色。 綿毛の種で殖えていく1年草なので、庭に生えた草は種の飛ばないうちに抜かないと蔓延ってしまいます。 |
オニタビラコ(鬼田平子) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道
コオニタビラコ(小鬼田平子)の特徴
コオニタビラコ(小鬼田平子) 2004年5月19日 撮影 日光植物園
コオニタビラコ(小鬼田平子)葉 2004年5月19日 撮影 日光植物園
和名 | コオニタビラコ(小鬼田平子) |
別名 | タビラコ |
学名 | Lapsanastrum apogonoides |
科名・属名 | キク科 ヤブタビラコ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 3~5月 |
特徴 | 田平子は水田にロゼット状の根生葉を平たく広げる様子を様子を表現したもの。春の七草のホトケノザは本種で若葉は食べられます。 水田に多い2年草。 根生葉は柔らかく、長さ4~10㎝、はば1~2㎝あり、頭大羽状に深裂します。根生葉の間から細い茎を多数斜上します。茎葉 は小さい。 頭花は黄色で直径約1㎝。花が終わると花茎がのびて下向きになります。 |