キオン(黄苑)は、キク科・キオン属の山地の草地に生える、高さ0.5~1mの多年草です。
仲間のハンゴンソウ(半魂草)とよく似ていますが、葉の形が異なっていることから見分けがつきます。
キオンの葉は、長さ5~15cmの広披針形で分裂しませんが、ハンゴンソウの葉は写真のように羽状に3~7深裂します。
同じ仲間なので、花はよく似ています。
上のキオン(黄苑)は、2006年8月3日に月山で写した花です。
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キオン(黄苑)の特徴
キオン(黄苑) 2003年9月6日 撮影 池の平湿原
和名 | キオン(黄苑) |
学名 | Senecio nemorensis |
科名・属名 | キク科 キオン属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 8月~9月 |
特徴 | 山地の草地に生える、高さ0.5~1mの多年草。 葉は互生し、長さ5~15cmの広披針形で分裂しない。 茎の上部で枝分かれし、多数の頭花を散房状につけます。 頭花は直径2cmほど、舌状花はふつう5個。 和名は葉がシオンに似て、黄色花であることから。 |
キオン(黄苑) 2003年7月27日 撮影 戦場ヶ原
ハンゴンソウ(半魂草)の特徴
ハンゴンソウ(半魂草) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園
和名 | ハンゴンソウ(半魂草) |
学名 | Senecio cannabifolius |
科名・属名 | キク科 キオン属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北) |
花期 | 7~9月 |
特徴 | 山地のやや湿り気のある草地に生える多年草。 高さ1~2mになります。 葉は互生し、羽状に3~7深裂し、先端はとがり、基部は葉柄につづく。 茎の先に散房状に多数の頭花をつける。頭花は直径約2cm、舌状花は4~7個。 花はキオンとよく似ているが葉が羽状に3~7深裂することから容易に見分けることが出来ます。 |
ハンゴンソウ(半魂草) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園
ハンゴンソウ(半魂草) 2004年8月22日 撮影 日光植物園