シネラリアは、冬から春の室内用鉢花として親しまれています。一般的には鉢花を購入して育てることが多いようです。
北アフリカ、カナリア諸島原産で高温多湿には弱いので、本来は多年草ですが、1年草として育てることが多いようです。
カカリアは、東部インド原産のキク科・ベニニガナ属(エミリア属)の可憐な花を咲かせる、1年草です。
日当たりの良い場所を好み、有機質に富んだ水はけの良い土が適し、やや乾燥した環境を好みますが、丈夫な植物です。
上のシネラリアは、2004年1月9日にとちぎ花センターで写した花です。
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シネラリアの特徴と育て方
シネラリア 2004年1月9日 撮影 とちぎ花センター
シネラリア 2005年1月10日 撮影 とちぎ花センター
和名 | シネラリア |
別名 | サイネリア |
学名 | Pericallis × hybridus |
科名・属名 | キク科 ペリカリス属 |
分布 | 北アフリカ、カナリア諸島 |
花期 | 11月~5月 |
特徴と育て方 | シネラリアは、明治10年に渡来したもので園芸品種が多く、カラフルな花をこんもりと密に咲かせる冬から春の室内用鉢花として親しまれています。 草丈20~30cmで半球状に育ち、園芸的には「シネラリア」と呼ばれていますが、シネラリア属ではなくペリカリス属に分類されます。 冬の鉢物として出回っているものは交配された園芸品種で、主な開花期は1月~4月で、本来は多年草ですが、夏の高温多湿に弱いために1年草として扱われます。 グランディフロラ系とムルティフロラ系を掛け合わせてできたダルマ系と言われる品種が、日本で古くから栽培されているようです。 開花株を購入することが多いようですが、温室で栽培されたものがほとんどなので、日当たりの良い窓際などで管理しますが、暖房の効いていない部屋に置いた方が花は長持ちします。 開花中の株は水切れを起こしやすいので、表面が湿っている状態で花に水がかからないように、水をやります。 ひと回り花が咲き終わったら、切り戻すともう一度花が咲きます。 その時、根が回っているようだったら、赤玉土中粒を主に腐葉土と酸度調整済みピートモスを配合した用土で、ひと回り大きいな鉢に植え替えます。 うどんこ病とアブラムシが付きやすいので、殺虫剤と殺菌剤を散布します。 |
カカリアの特徴と育て方
カカリア 2002年10月27日 撮影 緑化祭跡地
和名 | カカリア |
別名 | エフデギク(絵筆菊) |
学名 | Emilia sagitata |
科名・属名 | キク科 ベニニガナ属(エミリア属) |
分布 | 東部インド |
花期 | 5~9月、こぼれ種で9~10月に再び咲く |
特徴と育て方 | カカリアの仲間はアジアやアフリカにおよそ20種があります。 インド東部原産のサギッタタ種が栽培されていて、園芸ではこの種を指してカカリアと呼ぶようです。 高さ30~70cmになる春まき一年草です。 夏から秋にかけて細い茎の先端に、花茎約1.5cm、ボタンのようなかたちの花を咲かせます。 日当たりの良い場所を好みますが、午前中いっぱい日が当たるような半日陰の場所でも育てられます。 用土は腐葉土などのはいった有機質に富んだ水はけの良い土が適し、やや乾燥した環境を好みますが、丈夫な植物です。 暑さには強いが、湿度が高いと夏に蒸れたりアブラムシが発生することがあります。 1年草なので、種を播いて育てます。 |