タムラソウ(田村草)は、アザミによく似た花が咲きますがアザミ特有の刺はなく、やや薄く、卵状長楕円形で羽状に深裂または全裂した葉があります。
秋の山で見かけるために遠目にはアザミと見間違いそうですが、棘がないので優しい感じがします。
オヤマボクチ(雄山火口)は、筒状花は暗紫色なので違いはすぐに分かりますが、どこかアザミと似た花姿をしています。
ホソバタムラソウ(細葉田村草)は流通名で、韓国の済州島原産と言われていますが、詳しいことは分かていないようです。
上のタムラソウ(田村草)は、2005年9月2日に三国山で写した花です。
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タムラソウ(田村草)の特徴
タムラソウ(田村草) 2003年8月23日 撮影 八方尾根
タムラソウ(田村草) 2005年9月2日 撮影 三国山
和名 | タムラソウ(田村草) |
学名 | Serratula coronata var. insularis |
科名・属名 | キク科 タムラソウ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 8~10月 |
特徴 | 山地の草原などに生える多年草。 茎は高さ0.3~1.5mになり、多数の縦線があります。 葉は互生し、刺はなく、やや薄く、卵状長楕円形で羽状に深裂または全裂し、裂片は4~7対で長楕円形、表面は緑色、裏面は淡緑色で両面に細毛があります。 頭花は多数の筒状花からなり、直径3~4cm、上向きに咲き、一見アザミを思わせます。 |
タムラソウ(田村草) 2003年9月6日 撮影 池の平湿原
タムラソウ(田村草) 2005年8月28日 撮影 八千穂高原自然園
オヤマボクチ(雄山火口)の特徴
オヤマボクチ(雄山火口) 2005年9月2日 撮影 三国山
オヤマボクチ(雄山火口) 2004年10月24日 撮影 花之江の郷
オヤマボクチ(雄山火口) 2003年9月14日 撮影 日光植物園
和名 | オヤマボクチ(雄山火口) |
学名 | Synurus pungens |
科名・属名 | キク科 ヤマボクチ属 |
分布 | 北海道、本州(青森県~岐阜県)、四国 |
花期 | 8~10月 |
特徴 | 日当たりのよいのに生える多年草。 高さ1~1.5m。茎は太くて紫色を帯び、上部で枝分かれします。 茎の下部の葉は長さ15~35cmの三角状卵形で基部は心形、縁に欠刻状の歯牙があり、裏面には白い綿毛が密生する。上部の葉は小形。 頭花は直径4~5cmで下向きにつき、頭花は直径4~5cmで下向きにつく。筒状花は暗紫色。 |
(雄山火口) 2005年9月2日 撮影 三国山
ホソバタムラソウ(細葉田村草)の特徴
ホソバタムラソウ(細葉田村草) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷
和名 | ホソバタムラソウ(細葉田村草) |
学名 | Serratula |
科名・属名 | キク科 タムラソウ属 |
分布 | 韓国の済州島原産と言われていますが、詳しいことは分からない |
花期 | 9~10月 |
特徴 | 田村草(タムラソウ)の矮性種のようで葉も細く、互生して羽状に裂けます。 裂片は細い披針形で、縁には鋭い鋸歯があります。 ホソバタムラソウ(細葉田村草)という名称は流通名であり、観賞用として栽培されています。 茎先に花径1㎝くらいの淡い紅紫色の頭花をつけます。 |