オオレイジンソウ(大伶人草)は、キンポウゲ科・キンポウゲ属の植物で、北海道、本州(北部、中部地方以北)の亜高山帯~高山帯の湿り気のある草地に生える多年草です。
撮影した花はは栂池自然園の冷涼な亜高山帯の湿り気のある草地に生えていました。
アズマレイジンソウ(東伶人草)は同じ仲間ですが、日光植物園で写したので、栽培しているものですが、平野に比べれば涼しい環境です。
オオレイジンソウは淡い黄色で、アズマレイジンソウは紫色の花で、オオレイジンソウの花の方が高山帯の寒冷地に咲く花という感じはしました。
オオレイジンソウは、エゾノレイジンソウの変種で距の長さが違うようですが、見えにくいところにあるために花を分解しないと見分けるのが難しいということですが、栂池自然園に生えているものはオオレイジンソウということです。
上のオオレイジンソウ(大伶人草)は、2004年8月7日に栂池自然園で撮影した花です。
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オオレイジンソウ(大伶人草)の特徴
オオレイジンソウ(大伶人草)葉 2004年8月7日 撮影 栂池自然園
和名 | オオレイジンソウ(大伶人草) |
学名 | Aconitum umbrosum |
科名・属名 | キンポウゲ科 トリカブト属 |
分布 | 北海道、本州(北部、中部地方以北) |
花期 | 7月~8月 |
特徴と育て方 | 亜高山帯~高山帯の湿り気のある草地に生える多年草。 エゾノレイジンソウの変種で、茎は直立し、高さ0.5~1m。 根生葉は花時にも残り、大型で直径20cmにもなり、7~9中裂します。 花は長さ3cmほど、長さ約30cmにもなる細長い総状花序に多数つき、下から咲きます。花柄には屈毛があり、花弁の距は細くかつ長いが屈曲の程度はさまざまのようです。 |
アズマレイジンソウ(東伶人草)の特徴
アズマレイジンソウ(東伶人草) 2003年9月14日 撮影 日光植物園
アズマレイジンソウ(東伶人草) 2003年9月14日 撮影 日光植物園
和名 | アズマレイジンソウ(東伶人草) |
学名 | Aconitum pterocaule |
科名・属名 | キンポウゲ科 トリカブト属 |
分布 | 本州(中部地方、関東地方) |
花期 | 8~10月 |
特徴と育て方 | 茎は長さ0.8~1.5m、直立あるいは蔓状にに長くのびます。 根生葉は花時にも残り、直径約15cm、5~7中裂します。 花は長さ2.5~3cm、総状花序につき、下から咲きます。 日本海側地域では、大形で、茎が蔓性になる傾向があります。 |