カラスノゴマ(烏の胡麻)は、アオイ科・カラスノマゴ属の道ばたや畑などに生える高さ30~90㎝の1年草です。
雑草なのでしょうが、雑草とは思えないような黄色の魅力的な花が咲き、初めて出会った時には感動し、下から覗き込むように写しました。道ばたや畑などに生えるということですが、それほどは見かけないのは、花が葉の下にあるために目立たないのかもしれません。
従来の分類ではシナノキ科若しくはアオギリ科に分類されていましたが、現在のAPG分類体系ではアオイ科に分類されています。
上のカラスノゴマ(烏の胡麻)は2005年9月13日に仙人ヶ岳で撮影したものです。
スポンサーリンク
カラスノゴマ(烏の胡麻)の特徴
カラスノゴマ(烏の胡麻) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳
カラスノゴマ(烏の胡麻) 2006年9月28日 撮影 仙人ヶ岳
和名 | カラスノゴマ(烏の胡麻) |
学名 | Corchoropsis crenata, Corchoropsis tomentosa |
科名・属名 | アオイ科 カラスノマゴ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 8~9月 |
特徴 | 道ばたや畑などに生える高さ30~90㎝の1年草。 茎や葉、萼、蒴果などに星状毛があります。 葉は互生し長さ2~7㎝、幅1.5~3.5㎝の卵形。 花は葉腋に1個ずつつき、黄色で直径1.5~1.8㎝。 花弁は5個、萼弁は線状披針形で反り返り、雄しべは多数ありその間に雄しべより長い仮雄しべが5個あります。 蒴果は長さ2.5~3.5㎝で細長い。 名前は、種子を烏の食べる胡麻にたとえたものといいます。 |
カラスノゴマ(烏の胡麻) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺