温帯スイレンは、スイレン科・スイレン属での主にのヨーロッパを原産セイヨウスイレン(Nymphaea alba)などを品種改良して作られた、寒さに強い多年草の園芸品種です。
日本の気候にも合うので、スイレン鉢や池などで簡単衣栽培することが出来ます。現在の庭には池がありませんが、以前には鉢植えにして池に台を置き高さを調節して育てていました。
熱帯スイレンは、主に熱帯アフリカ。南米、オーストラリア、熱帯アジアなどの熱帯地域にも分布しているので、日本の冬にはそれなりの管理が必要ですが、育てられないことはないようです。
仲間には、日本でよくみられるハスと日本に自生しているヒツジグサがあります。
上の温帯スイレンは2008年6月9日に市内調整池で撮影したものです。
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温帯スイレンの特徴
温帯スイレン 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園
温帯スイレン 2008年6月9日 撮影 市内調整池
和名 | 温帯スイレン |
学名 | Nymphaea |
科名・属名 | スイレン科 スイレン属 |
分布 | ヨーロッパを原産 |
花期 | 6~8月 |
特徴 | スイレンは大きく分けて耐寒性のスイレンと熱帯性スイレンの2品種に分けられます。 温帯水連は、ヨーロッパを原産とするセイヨウスイレン(Nymphaea alba)などを品種改良して作られた、寒さに強い多年草の園芸品種です。初夏から秋にかけ、水面に広がる葉の隙間から白や赤、ピンクなどの花を咲かせ、人々を楽しませています。 自宅で栽培するにはとってもきれいでよいのでしょうが、野生化して困ることも起きているようです。 春早くに発芽し生長するため、水面全体を覆い尽くすほどに繁茂し、それによって在来の水生植物が光合成を行えなくなり、水生生物が生息しづらい酸素の少ない状態をつくってしまうということです。 国内各地で繁殖する「外来種」を駆除する動きが広がっているようです。外来種は国内の希少な動植物の生態系を乱すことがわかってきたようです。繁殖力が強く根絶は難しいのです。 わが家がある住宅地の貯水池でも、夏は一面に葉を広げて花を咲かせています。綺麗な花だと思っていましたが、外来植物として駆除の対象となっていたことに驚きました。 |
熱帯スイレンの特徴
熱帯スイレン 2008年7月23日 撮影 足利フラワーパーク
熱帯スイレン 2008年7月23日 撮影 足利フラワーパーク
和名 | 熱帯スイレン |
学名 | Nymphaea |
科名・属名 | スイレン科 スイレン属 |
分布 | 主に熱帯アフリカ。南米、オーストラリア、熱帯アジアなどの熱帯地域にも分布 |
花期 | 7月~10月中旬 |
特徴 | 熱帯スイレンとは、いわゆる熱帯地域、亜熱帯地域に自生する原種スイレンや、その原種スイレンの交配品種(園芸種)のことで、寒さに弱く、日本のように四季(寒季)のある地域で栽培する場合、寒季に高水温を保つことが必要です。 熱帯スイレンは花茎を水面より上に伸ばして大きな花を咲かせ、花色は温帯スイレンにはない青や紫色があり、多彩で、エキゾチックな雰囲気があります。 熱帯スイレンには昼咲きと夜咲きがあります。 私が写したものは温度管理のもとに栽培されている植物園の花ですが、現在は販売されているようですので、育てることも可能なようです。 生育に適した水温は25℃以上で、日当たりのよい暖かい場所で育てますが、根を掘り起こして休眠させる方法を取ればそれほど難しくしくないようです。 |
熱帯スイレン 2008年7月23日 撮影 足利フラワーパーク
熱帯スイレン 2005年1月10日 撮影 とちぎ花センター
熱帯スイレン’ミセスMEランディグ’
熱帯スイレン 2008年7月23日 撮影 足利フラワーパーク