オオタチツボスミレ(大立坪菫)は、タチツボスミレより大形で、寒冷な多雪地に多く、花径2cm前後、高さ15~25cmになります。
見分けるポイントは、やや大きめで唇弁の紫色のすじが細かい網の目状になることと距が白いことなどがあります。
タチツボスミレ(立坪菫)は、よく目にするスミレで、人家付近の藪や道ばたから山地まで、ごく普通に生えています。
生えている場所でも見分けがつきますが、花柄は茎の葉の付け根から出るものと、株の根元から出るものがあり、根元から花柄を出さないオオタチツボスミレと区別できます。
アカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫)は、タチツボスミレの品種で、葉脈に沿って紅紫色の斑が入る品種で、かなりはっきりしている個体を写すことが出来ましたが、花後に消えてしまうものもあるようで、あいまいな点もありそうです。
上のオオタチツボスミレ(大立坪菫)は、2005年6月18日に浄土平近辺で撮影した花です。
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オオタチツボスミレ(大立坪菫)の特徴
オオタチツボスミレ(大立坪菫) 2006年6月14日 撮影 尾瀬 鳩待峠
オオタチツボスミレ(大立坪菫)葉 2006年6月14日 撮影 尾瀬 鳩待峠
和名 | オオタチツボスミレ(大立坪菫) |
学名 | Viola kusanoana |
科名・属名 | スミレ科 スミレ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州(福岡県) |
花期 | 4月上旬~6月 |
特徴 | タチツボスミレより大形で、寒冷な多雪地に多い。花径2cm前後、高さ15~25cm。 花の頃から地下茎が目立ち、花はタチツボスミレによく似ているが、やや大きめで唇弁の紫色のすじが細かい網の目状になり、花柄はほとんどが茎の途中からでます。 また、ほとんどの花が茎の途中から出る花柄付きます。 |
オオタチツボスミレ(大立坪菫)葉 2005年6月18日 撮影 浄土平近辺
オオタチツボスミレ(大立坪菫) 2003年6月6日 撮影 那須沼原近辺
タチツボスミレ(立坪菫)の特徴
タチツボスミレ(立坪菫) 2006年4月4日 撮影 仙人ヶ岳
タチツボスミレ(立坪菫) 2007年4月4日 撮影 仙人ヶ岳
和名 | タチツボスミレ(立坪菫) |
学名 | Viola grypoceras |
科名・属名 | スミレ科 スミレ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 3~5月 |
特徴 | 人家付近の藪や道ばたから山地まで、ごく普通に生え、花の頃の茎は高さ10cmほどだが、花のあと高さ30cmほどにのびます。 花期の葉は長さ約2cmの卵形で、花のあと2倍以上の大きさになる。托葉はくしの歯状に深裂します。 花は普通淡紫色だが変異が多い。花弁は長さ0.8~1.2cm。距は長さ6~8㎜。 花柄は茎の葉の付け根から出るものと、株の根元から出るものがあります。これは根元から花柄を出さないオオタチツボスミレと区別点になります。 |
タチツボスミレ(立坪菫) 2006年4月4日 撮影 仙人ヶ岳
タチツボスミレ(立坪菫) 2004年4月17日 撮影 仙人ヶ岳
タチツボスミレ(立坪菫) 2004年4月17日 撮影 仙人ヶ岳
タチツボスミレ(立坪菫) 2003年4月19日 撮影 高尾山
アカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫)の特徴
アカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫) 2005年1月10日 撮影 大柿カタクリの里
アカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫)葉 2005年1月10日 撮影 大柿カタクリの里
和名 | アカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫) |
学名 | Viola grypoceras |
科名・属名 | スミレ科 スミレ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 3~5月 |
特徴 | タチツボスミレの品種で、葉脈に沿って紅紫色の斑が入る品種です。 花時だけ斑が目立ち、その後消えてしまうものもあるようで、あいまいな点も多いようです。 ここには花時に斑が目立ったものを載せています。 |
アカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫) 2006年4月19日 撮影 尚仁沢