シハイスミレ(紫背菫)は、紫背と書くように葉の裏が紫色を帯びるのが特徴のようですが、ヒナスミレやフモトスミレなども同じような特徴を持っているようです。
花の色はマキノスミレほど濃くないようですが、私が写した個体はとてもきれいな色合いのものと白に近いものでした。
葉の色も斑入りから斑入りに近いものまで、かなり変化に富んでいるようです。
フモトスミレ(麓菫)は日本全土の人家付近の藪や道ばたから山地まで、ごく普通に生えるスミレで、小さな白い花が可愛いいスミレですが、亜種のヒメミヤマスミレなどとよく似ているようです。
上のシハイスミレ(紫背菫)は、2006年4月19日に尚仁沢で撮影した花です。
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シハイスミレ(紫背菫)の特徴
シハイスミレ(紫背菫) 2006年4月19日 撮影 尚仁沢
シハイスミレ(紫背菫)白花に近い 2006年4月4日 撮影 仙人ヶ岳
斑入りシハイスミレ(紫背菫) 2006年4月4日 撮影 仙人ヶ岳
和名 | シハイスミレ(紫背菫) |
学名 | Viola violacea |
科名・属名 | スミレ科 スミレ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 3月中旬~5月上旬 |
特徴 | 丈は3~8cm。 葉を斜め上に伸ばし垂直にならない点がマキノスミレと比べた場合の特徴のひとつ。 葉は長さ2~5cmの長卵形~披針形。 表面は濃緑色のものから、暗緑色で光沢のないものまで変化が多い。両面とも毛がない。 花は直径1.5cm前後で淡紅紫色~濃紫色でマキノスミレより一般に色が淡い。 私が写した2種の写真も花色や葉の色が異なり、変化が多いのがうかがえます。どのくらいから斑入りと呼べばよいのかなど難しい点も多いようです。 |
フモトスミレ(麓菫)の特徴
フモトスミレ(麓菫) 2004年4月17日 撮影 仙人ヶ岳
フモトスミレ(麓菫)葉 2003年4月19日 撮影 仙人ヶ岳
和名 | フモトスミレ(麓菫) |
学名 | Viola sieboldi |
科名・属名 | スミレ科 スミレ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 3~5月 |
特徴 | 人家付近の藪や道ばたから山地まで、ごく普通に生えます。 花の頃の茎は高さ10cmほどだが、花のあと高さ30cmほどにのびます。 花期の葉は長さ約2cmの卵形で、花のあと2倍以上の大きさになり、托葉はくしの歯状に深裂します。 花は普通淡紫色だが変異が多い。花弁は長さ0.8~1.2cm。距は長さ6~8㎜。 |