エゾボウフウ(蝦夷防風)は、セリ科・エゾボウフウ属で、北海道と本州の中部地方以北の深山の木陰に生え、茎は高さ20~70cmで、根生葉や下部の葉は長柄がある多年草です。
ミヤマセンキュウ(深山川芎)は、セリ科・ミヤマセンキュウ属で、本州の中部地方以北の亜高山帯~高山帯の亜高山帯~高山帯の下部の林縁や草地に生える多年草で、属は違っていますがよく似た姿をしています。
エゾボウフウには、総苞片、小総苞片はないが、ミヤマセンキュウは小総苞片が長く数が多いのと、葉身は薄いことで、区別が出来そうです。
上のエゾボウフウ(蝦夷防風)は、2004年7月2日に霧が峰高原で撮影した花です。
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エゾボウフウ(蝦夷防風)の特徴
エゾボウフウ(蝦夷防風) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
エゾボウフウ(蝦夷防風)葉 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
和名 | エゾボウフウ(蝦夷防風) |
学名 | Aegopodium alpestre |
科名・属名 | セリ科 エゾボウフウ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)。東北アジア |
花期 | 6月~8月 |
特徴 | 深山の木陰に生え、茎は高さ20~70cmで、根生葉や下部の葉は長柄があり、葉身はほぼ三角形の2~3回3出羽状複葉。 茎頂や枝先に径4~7cmの複散形花序をつけ、白い小花を開きます。 総苞片、小総苞片はない。 |
ミヤマセンキュウ(深山川芎)の特徴
ミヤマセンキュウ(深山川芎) 2004年8月7日 撮影 栂池自然園
ミヤマセンキュウ(深山川芎) 2004年8月7日 撮影 栂池自然園
ミヤマセンキュウ(深山川芎)葉 2004年8月7日 撮影 栂池自然園
和名 | ミヤマセンキュウ(深山川芎) |
別名 | チョウカイゼリ |
学名 | Conioselinum filicinum |
科名・属名 | セリ科 ミヤマセンキュウ属 |
分布 | 本州(中部地方以北)。南千島 |
花期 | 8月~9月 |
特徴 | 高さ40~80cm。亜高山帯~高山帯の下部の林縁や草地に生える多年草。 葉身は薄く、ほぼ三角形、葉身は長さ14~25cmでさらに切れ込みます。茎葉は2~5個。 大花序の包は0~3個、小花序の花は10個ほど。小花序の苞は糸状で長い。萼歯はない。 |
ミヤマセンキュウ(深山川芎)果実 2006年8月4日 撮影 月山
ミヤマセンキュウ(深山川芎) 2003年8月23日 撮影 八方尾根(兎平)
ミヤマセンキュウ(深山川芎)葉 2003年8月23日 撮影 八方尾根(兎平)