オオカサモチ(大傘持)は、セリ科・オオカサモチ属で、北海道と本州の中部地方以北にの低山帯~高山帯下部の開けた草地に生える、高さ50~150cmになる大型の多年草です。
葉は1~2回3出羽状複葉で、大型のシシウドやミヤマシシウド、エゾのシシウドのように葉が丸みを帯びていないことから区別ができます。
また、総苞片は7~8個で羽状に深裂し、小苞片も多数あることから他のせり科の植物との区別点になるようです。
よく見かけるシシウド、ミヤマシシウド、オオカサモチ、オオハナウド、エゾノシシウドは、セリ科の中では大型で、遠くからも目立つ花です。
上のオオカサモチ(大傘持)は、2006年7月4日に礼文島で撮影した花です。
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オオカサモチ(大傘持)の特徴
オオカサモチ(大傘持) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
オオカサモチ(大傘持) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
オオカサモチ(大傘持)葉 2006年7月4日 撮影 礼文島
和名 | オオカサモチ(大傘持) |
別名 | オニカサモチ |
学名 | Pleurospermum camtschaticum |
科名・属名 | セリ科 オオカサモチ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)。北アジア |
花期 | 7月~8月 |
特徴 | 低山帯~高山帯下部の開けた草地に生える多年草。 高さ50~150cm。 葉は1~2回3出羽状複葉。茎葉の葉身は長さ10~30cm。 大花序の苞は長さ3~6cm、7~8個、羽状に深裂する。小花序の苞は分裂しない。萼歯は小形、長さ0.3㎜。 果実は長楕円形で長さ6~8mm。 |