ハクサンサイコ(白山柴胡)は、セリ科・ミシマサイコ属で、本州(中部地方以北)の亜高山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草です。
八方尾根で見ることが出来ましたが、独特の花姿で、花時に出会うことが出来可憐な淡い黄色の花と果実を見ることが出来ました。
ミシマサイコ属は、日本に6種あるようですが、ホソバのコガネサイコは北海道の夕張山地と日高山地、オオハクサンサイコは北岳、レブンサイコは北海道と比較的高山帯に自生し、ミシマサイコは本州から四国・九州の日当たりの良い山野に自生し、コガネサイコはホタルサイコの変種で北海道、本州の、山地の草原に見られるようです。
ハクサンサイコだけしか出会ったことがないのは心のころですが、いつかみたいと思っています。
上のシャク(杓)は、2005年8月4日に八方尾根で撮影した花です。
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ハクサンサイコ(白山柴胡)の特徴
ハクサンサイコ(白山柴胡)果実 2005年8月4日 撮影 八方尾根
和名 | ハクサンサイコ(白山柴胡) |
学名 | Bupleurum nipponicum |
科名・属名 | セリ科 ミシマサイコ属 |
分布 | 本州(中部地方以北)。日本固有 |
花期 | 7~8月 |
特徴 | 亜高山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草。 茎葉は長卵形、先は急に尖り基部は茎を抱く。 小総苞片は5~6個、広卵形で先は尖り花より長い。 葉は単葉で平行脈があります。花は黄色で萼歯がありません。 分果の断面は正五角形です。 |