タニソバ(谷蕎麦)はタデ科・イヌタデ属の植物で、全国の田のあぜや山地の湿ったところに生える高さは10~40㎝の1年草で、茎は分枝して横に広がります。
また、種を収穫してなじみの深いソバ(蕎麦)は、タデ科・ソバ属で中国雲南地方、東南アジア原産です。
やせ地で、夏に種を播けば秋に収穫できることから、ソバを栽培している地方が多くあります。
上のタニソバ(谷蕎麦)は、2006年8月25日に八千穂高原自然園で撮影したものです。
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タニソバ(谷蕎麦)の特徴
タニソバ(谷蕎麦) 2005年9月12日 撮影 三国山
タニソバ(谷蕎麦) 2005年9月12日 撮影 三国山
和名 | タニソバ(谷蕎麦) |
学名 | Persicaria nepalensis, Polygonum nepalense |
科名・属名 | タデ科 イヌタデ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 8~10月 |
特徴 | 田のあぜや山地の湿ったところに生える1年草。 高さは10~40㎝。茎は分枝して横に広がります。 秋には茎の赤みが鮮やかになり美しい。 葉は互生し長さ1~1.5㎝の卵形で楔形。葉柄には翼があり基部は耳状に広がって茎を抱く。托葉鞘は筒型で、基部に太くてやわらかい下向きの毛が生えています。 花は枝先や葉腋に多数集まってつきます。花被は4列し、花のあと下半部が膨らみ、黒いそう果を包む。 |
タニソバ(谷蕎麦) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳
ソバ(蕎麦)の特徴
ソバ(蕎麦) 2003年9月27日 撮影 鹿沼の山間
和名 | ソバ(蕎麦) |
学名 | Fagopyrum esculentum |
科名・属名 | タデ科 ソバ属 |
分布 | 中国雲南地方、東南アジア |
花期 | 秋 |
特徴 | 冷涼な気候を好み、痩せ地に適します。 草丈は60~130cmで、茎の先端に総状花序を出し、6mmほどの花を多数つけます。 春ソバは4月下旬~5月上旬、秋ソバは8月中旬~下旬くらいにまきます。 8月に播けば2~2ヶ月半程度の栽培期間で秋に収穫できる短期栽培の穀物の代表的なものです。 肥料をあまりやらなくても育つ植物ですが、元肥として堆肥などをあげると良いようです。 |