トチノキ(栃ノ木)は、ムクロジ科・トチノキ属で北海道西南部から九州の山地の谷間に自生する落葉性の高木で、水気を好み、谷間では、より低い標高から出現することもあり、サワグルミなどとともに姿を見せることが多く、高さ25m、太さも1mを越えるものが少なくない大木です。
ツバキを大きくしたような丸い果実はサポニンという毒を含んでいますが、人間はアクを抜いて栃餅などにして食べます。
耐寒性のあるトケイソウは育てたことがありますが、丈夫でよく蔓をのばし、きれいな花を毎年見ることが出来ました。
ベニバナトチノキ(紅花栃ノ木)はセイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum)と米国産のアメリカベニバナトチノキ (Aesculus carnea) を交配した品種で、街路樹などに利用されます。
上のトチノキ(栃ノ木)は2017年6月26日に自宅で撮影したものです。
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トチノキ(栃ノ木)の特徴
和名 | トチノキ(栃ノ木) |
学名 | Aesculus turbinata |
科名・属名 | ムクロジ科 トチノキ属 |
分布 | 北海道西南部から九州 |
花期 | 5月 |
特徴 | 山地の谷間に自生する落葉性の高木で、水気を好み、谷間では、より低い標高から出現することもあり、サワグルミなどとともに姿を見せることが多い。 木はとても大きくなり高さ25m、太さも1mを越えるものが少なくない。 葉も非常に大きい。葉柄は長く、その先に倒卵形の小葉5~7枚を掌状につけ、全体の長さは50cmにもなり、葉は枝先に集まって付きます。 初夏にその葉の間から穂状の花序が顔を出す。穂は高く立ち上がり、個々の花と花びらはさほど大きくないが、雄しべが伸び、全体としてはにぎやかで目立つ姿である。花は白~薄い紅色。 ツバキを大きくしたような丸い果実が熟すと厚い果皮が割れて少数の種子を落とします。 |
育て方 | 西日の当たらない、日当たりのよい、湿り気のある土壌を好みます。 肥料は冬と夏の年2回、堆肥や鶏糞を株元に与えます。 植え穴は大きく掘り、腐葉土や堆肥をたっぷり混ぜ込んで植え付けます。植え付け後はぐらつかないようにしっかりと支柱を立てます。 殖やすには種まき、種は熟した果実からタネを取り出してまきます。タネは乾燥させると発芽力が落ちるので、採取したらすぐにまきます。 自然樹形が最も美しいです。落葉期に混みすぎて邪魔になった枝を整理する程度にとどめます。 幼苗の茎は柔らかいので、どのような形にも作ることが出来るので、小さな鉢に植えて小盆栽にもできます。 上の写真は若い苗の時に針金掛けをして作ったミニ盆栽です。 |
わんぱく公園のトチノキ(栃ノ木)
トチノキ(栃ノ木) 2007年5月11日 撮影 わんぱく公園
ベニバナトチノキ(紅花栃ノ木)の特徴
ベニバナトチノキ(紅花栃ノ木) 2007年5月11日 撮影 わんぱく公園
和名 | ベニバナトチノキ(紅花栃ノ木) |
学名 | Aesculus x carnea |
科名・属名 | ムクロジ科 トチノキ属 |
分布 | わんぱく公園 |
花期 | 5月 |
特徴 | ベニバナトチノキ(紅花栃ノ木)はセイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum)と米国産のアメリカベニバナトチノキ (Aesculus carnea) を交配した品種。 ベニバナトチノキ (Aesculus x carnea) も街路樹として使用されています。 |