ケストルム・エレガンスは、ナス科・キチョウジ属でメキシコ原産の高さは1~2mくらいになる、常緑低木で-5℃程度まで耐えますが寒さに弱く、やや垂れ下がり気味の伸びた枝の先に長さ3~5cmの筒状の赤紫色の花が美しい熱帯植物です。
ギンパイソウ(銀盃草)はナス科・アマモドキ属(ニーレンベルギア属)で、メキシコ~南アメリカ原産の葉はへら状の小さな多年草ですが、花は広い釣鐘形で花径4cmぐらい、夏になると乳白色の花を次々と咲かせ、マット状になるのでグランドカバーとしても使える素敵な植物です。
クコ(杞拘)はナス科・クコ属で、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国、台湾の日当たりのよい原野、海岸、川辺の土手、林縁、道端などに多くみられ、乾燥した果実は強壮、解熱に使われますが、果実酒としても好まれます。
あまり似てているようには見えませんが、ナス科の共通点を持ったような植物です。
上のケストルム・エレガンスは2004年1月9日にとちぎ花センターで撮影したものです。
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ケストルム・エレガンスの特徴
和名 | ベニチョウジ(紅丁子) |
別名 | ケストルム・エレガンス |
学名 | Cestrum elegans |
科名・属名 | ナス科 キチョウジ属 |
分布 | メキシコ原産 |
花期 | 初夏 |
特徴 | メキシコ原産の常緑低木。-5℃程度まで耐えます。 高さは1~2mくらいになり、枝は垂れ下がり、葉は被針形で、長さ10~15cmで綿毛に被われます。 やや垂れ下がり気味の伸びた枝の先に長さ3~5cmの筒状の赤紫色の花が総状に咲きます。私が写したのは光線のためか色が違って見えます。 花後に球状の濃い赤色の実をつけます。 花の時期に熱帯植物園で見ましたが、実は写真で見ただけですが、ナス科の植物のような実のようです。 |
ギンパイソウ(銀盃草)の特徴
ギンパイソウ(銀盃草) 2004年8月22日 撮影 日光植物園
和名 | ギンパイソウ(銀盃草) |
別名 | ニーレンベルギア・レペンス |
学名 | Nierembergia rivularis |
科名・属名 | ナス科 アマモドキ属(ニーレンベルギア属) |
分布 | メキシコ~南アメリカ |
花期 | 6~8月 |
特徴と育て方 | 小さな多年草で葉はへら状。 花は広い釣鐘形で花径4cmぐらい、夏になると乳白色の花を次々と咲かせます。 茎は地面を這うように広がります。 夏の高温乾燥に弱くやや湿った所を好みます。 レペンス種は暑さと強光線にあまり強くなく、風通しがよい日陰~半日陰の場所を好みます。 耐寒性はありますが、直接寒風に当たったり霜が降りる心配のあるところでは、簡単な霜よけを行うようにします。 酸性用土を嫌うので、植えつける10日くらい前に苦土石灰を入れます。鉢植えの用土は赤玉土に腐葉土、バーミキュライトの混合用土を使います。 レペンス種は肥料をあまり必要としないので、3月と10月に化成肥料を少量株元に施します。 株分け挿し芽、種まき殖やします。 |
クコ(杞拘)の特徴
クコ(杞拘) 2003年9月14日 撮影 日光植物園
和名 | クコ(杞拘) |
学名 | Lycium chinense |
科名・属名 | ナス科 クコ属 |
分布 | 本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国、台湾 |
花期 | 7~11月 |
特徴 | 高さ1~2mの落葉低木。 葉は互生し短枝の先に束生状につくことが多く、葉身は長さ2~4cmの楕円形~披針形。先端は鋭く、基部は葉柄に流れます。縁は全縁。両面とも無毛。 短枝の葉腋に淡紫色の花が1~3個つき、花冠は長さ約1cmの漏斗状で、上部は5裂。 果実は長さ約1cmの楕円形。晩夏から初冬にかけて赤く熟します。 日当たりのよい原野、海岸、川辺の土手、林縁、道端などに多く、果実は果実酒にします。 乾燥した果実は強壮、解熱に使われます。 |