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ツルウメモドキ(蔓梅擬)の育て方

ツルウメモドキ

ツルウメモドキ(蔓梅擬)は、ニシキギ科・ツルウメモドキ属で日本各地の山地に生えるつる性の落葉低木で全体に無毛です。

実は生け花や、ドライフラワーとして使う場合は大きく育てますし、盆栽として小さく育てることもできるので、適応範囲の広い植物です。

上のツルウメモドキ(蔓梅擬)は2017年10月23日に自宅でで撮影したものです。

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ツルウメモドキ(蔓梅擬)の特徴

ツルウメモドキ

ツルウメモドキ(蔓梅擬) 2017年6月30日 撮影 栽培品

ツルウメモドキ

ツルウメモドキ(蔓梅擬) 2017年12月13日 撮影 栽培品

           
和名ツルウメモドキ(蔓梅擬)
学名Celastrus orbiculatus
科名・属名ニシキギ科 ツルウメモドキ属
分布北海道から琉球まで、南千島、朝鮮半島、中国の温帯から暖帯
花期5月~6月
特徴

山地に生えるつる性の落葉低木。全体に無毛。

茎は長く伸び左巻きで他物にまつわります。

葉は長さ5~10cm。雌雄異株。この写真は雄株らしい。

花は晩春、径5~7㎜、さく果は径7㎜位。

3裂して種子は橙色の仮種皮に包まれる。仮種皮が黄色のものもあります。

和名はつる性でウメモドキに似た木の意。

育て方

ツルウメモドキは雌雄異株なので、苗木を購入するときは、秋に赤い実がついているものを選びましょう。市場に出回っているのはほとんど雌株ですが、一応よく確認してから購入するようにした方が安心です。

日当たりを好む植物なので、1日のうちに数時間だけ日が当たる場所や、木漏れ日が当たる半日陰で育てます。棚や支柱などを立て、枝を誘引すると生育が良くなります。

6月~8月頃に有機性の固形肥料を株元に与えます。

鉢植えや盆栽の場合は4月下旬~5月に花芽ができたら、花芽は残して枝の先を摘みます。

3月~4月上旬の芽がでてくる前に植替えをします。

わが家は、植え替えの必要のない草物盆栽で育てています。

利尻沓形岬公園のツルウメモドキ(蔓梅擬)

ツルウメモドキ

ツルウメモドキ(蔓梅擬) 2006年7月5日 撮影 利尻沓形岬公園

ツルウメモドキ

ツルウメモドキ(蔓梅擬) 2006年7月5日 撮影 利尻沓形岬公園

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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