ミヤマママコナ(深山飯子菜)、ママコナ(飯子菜)は、ハマウツボ科・ママコナ属で、北海道、本州、四国、九州の深山の林縁や草地に生える高さ20~50cm半寄生植物の1年草です。
とても似ていますが、ミヤマママコナ花冠は紅紫色で花喉の両側に黄色の斑があり、ママコナは花冠の下唇には2条の白色の斑紋があることと(写真は花が終わりに近く写っていません)、葉状の苞に長く尖った鋸歯があることで区別できます。
ミヤマママコナの苞は棘がなく全円です。
上のミヤマママコナ(深山飯子菜)は2005年8月4日に八方尾根で撮影したものです。
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ミヤマママコナ(深山飯子菜)の特徴
ミヤマママコナ(深山飯子菜) 2005年8月4日 撮影 八方尾根
ミヤマママコナ(深山飯子菜) 2003年8月23日 撮影 八方尾根
和名 | ミヤマママコナ(深山飯子菜) |
学名 | Melampyrum laxum var. nikkoense |
科名・属名 | ハマウツボ科 ママコナ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州。日本固有 |
花期 | 8月~9月 |
特徴 | 深山の林縁や草地に生える半寄生植物の1年草。 茎は高さ20~50cm。 葉は狭卵形または長楕円状披針形で長さ2.5~6cm。幅0.6~2cmで長さ5~10㎜の葉柄があります。 上部の葉腋ごとに1花をつけるか先端に長さ4~5cmの花序をつくって花をつけ、花冠は紅紫色で花喉の両側に黄色の斑があります。 黄色の斑は花が終わるころには消えるようです。苞は葉状で全円です。 |
ママコナ(飯子菜)の特徴
ママコナ(飯子菜) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園
ママコナ(飯子菜) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園
和名 | ママコナ(飯子菜) |
学名 | Melampyrum roseum var. japonicum |
科名・属名 | ハマウツボ科 ママコナ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 8月~9月 |
特徴 | 茎は高さ20~50cmの半寄生植物の1年草。 葉は長さ3~5㎜の柄があり、長卵形で長さ2~8cm、幅1~3cm。 枝先に長さ3~10㎝の花序を出し、多数の花をつけます。(この日は花が終わったものが多く、たくさんの花をつけているものに出会えませんでした。) 苞は葉状で毛状に長く尖った鋸歯があります。花冠は紅紫色。 |